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てっきり鹿だと思っていたらデカイ猪でした。
すでに血抜きが終わって内蔵も取られた、かなりの大物が川原に横たわっていました。
二人で解体台にのせるのも苦労する程の重さ。
内蔵が入っていれば、確実に100kg以上ですね。
鹿と較べて猪の解体はかなり大変です。
脂肪が多くてすぐにナイフが切れなくなるばかりか、皮下脂肪が異様に固くて、ナイフが刺さらない程です。
手だれの猟師二人掛かりでも、皮を剥ぐのにかなりの時間を要しました。

肩回りの脂肪が特に硬いみたいです。
私は、補助していただけですが、見るからに大変そうだったなー。
ちなにみ、この固い皮下脂肪の事を「板」って呼ぶそうで。
ナイフや鉄砲の弾も通さないってーのウソではないそうです。
いつの間にか頭の上が賑やかだと思たら、おこぼれを期待したトンビやカラスがわんさか（笑）。
「ゴミ」を掃除してくれます。
さて、漸く解体が終わると、文字取り骨と皮だけになりました。
私が頂いたのは、一塊の巨大な背身と、肋骨の間の肉、カルビ。
背身は極厚のステーキかカツが20前ほど作れるでしょう。
カルビは焼き肉かな。
山の恵みさまさまですね。