2014年05月17日
ボーダーは3mm
カフェバスの主な内装材は、床以外「木」です。
デザインや製作面で木を選んだ事は大きいですが、もう一つの理由は「車検対応」です。
最新の保安基準では、内装材を変更した場合、その素材が「難燃」である事を求められることは知っていましたし、木は、金属などとともに難燃扱いである事も聞いていました。
実際、キャンピングカーの多くの内装には木が使われています。
クロス張りなどにする場合は、「内装材難燃基準適合検討書」と言う証明書が必要になるらしので、木ならオッケーだなって安心していました。
が、です。
国土交通省の「道路運送車両の保安基準(H24.7.26現在)」にある、「別添27 内装材料の難燃性の技術基準 」なる資料を読んでみると、最後の方にこうあります。
「4.2. 鋼板、アルミ板、FRP、厚さ3mm以上の木製の板(合板を含む。)及び天然の皮 革は、3.及び4.1.の規定にかかわらず、難燃性の材料とみなす。 」
「3.及び4.1.の規定」とは、内装材の燃焼試験とその結果の判定基準を意味します。
つまり、鋼板、アルミ板、FRP、厚さ3mm以上の木製の板(合板を含む。)及び天然の皮 革は、試験をするまでもなく、難燃性の材料ですよって意味になるでしょう。
で、問題になるのが「厚さ3mm以上の木製の板(合板を含む。)」です。
腰板は、ギリギリの3mmながら、天井は・・・1.7mm!
ダメじゃん(汗)。
うぬぬぬぬ・・・・。
3mm以上の合板だと曲面は無理だし、重くなっちゃう。
現状の1.7mmに難燃性のクロスを貼るしかないか・・・。
厄介な問題です。
【追記】
「防火性能は壁紙+下地材との組み合わせで決まる」とか。
ってことは、難燃のクロスを貼ってもダメってことですね。
さらに厄介・・・(汗)。
調べてみると、「木部用水性難燃塗料」なるものがあるそうな。
その名も『モーエンアクア』。
光明?
投稿者 aw@bitlog : 2014年05月17日 06:41
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コメント
気になっていました。何かしら改装材に縛りがあるのではないかなと。
でも三ミリ以上の合板で O.K.とは思っていたより緩いかんじですよ。曲げベニアってのがありますよ。
投稿者 tamami : 2014年05月19日 11:47
施工性を考えると曲げベニアは有利ですね。
難点は、重さかなぁ。
投稿者 aw : 2014年05月19日 19:51