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2012年04月11日
エンジン組み付けスタッフ
腰上分解の次は、掃除と部品交換が目出度く順調に終われば、
当然組み付け作業となります。
自慢じゃないけど、エンジンの組み付けなんざ、この年までやったことありません。
「エンジンは素人が開けちゃダメだ」ってくらいに思ってました。
子供の頃にバラした時計とか、元通りにならなかったことがトラウマかも。(汗)
ホント分解は簡単なんですよ。
タイヤ交換のほうが、遙かに時間がかかるし憂鬱です。
エンジンの組み付けは、ミスが許されないのはもちろん、正確な手順と精度が要求されると思っています。
そのためにも、色々と情報を収集中です。
ポイントやコツといったものは、目出度く組み付けた後にでもまとめようと思いますが、
組み付けに「あったらいいな」的な油脂類がこの2つです。
左から、アセンブリーペースト(組み付けペースト)とスレッドコンパウンドです。
但し書きによれば、「組み付けペースト」はカムとリフターやシリンダーとピストンなど、いわゆる摺動部分の保護のために、「スレッドコンパウンド」は、マニホールドやエンジンシリンダーのボルトなど、高温高圧の締め付けられた箇所の保護のためとあります。
目的や使用部位はまったく異なります。
まぁ、他のものでも代用は出来ると思うけど、なんというか、ビギナー故の「保険」ですね。(^_^;
安くはないけど、今後活躍する機会は多そうだし。
組み付けペーストは、ちょっとヘドロのような塩梅です。
成分は、「有機モリブテン、炭化水素系増粘剤」とあります。
「モリブテン」といえば、チェーンやサスなどの極圧の摺動部に使われる「モリブテングリス」が浮かびますが、あちらは、二硫化モリブテンといって、いわゆる固形のコロの要領で摩擦を減らすもので、有機モリブテンは、固体ではないので、用途も精度もまったく別ものだそうです。
組み付けペーストは、組み付け作業中の摺動部の保護と酸化防止が目的で、組み上げ後はエンジンオイルと同化してしまいます。
まぁ、組み上げ後に、あちこちからエンジンオイルを注いでケアすれば大丈夫だと思いますけどね。
スレッドコンパウンドの成分は、「鉱油、個体潤滑剤」とあります。
つまり、こちらは明らかに「個体」です。
調べてみると、銅粉が混ぜてあるとか。
850度までの性能が保証してあります。
投稿者 aw@bitlog : 2012年04月11日 06:57
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