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2012年04月03日
ヒッチハイクで新人研修
「新人研修でヒッチハイクをさせる」ってニュースをやってました。
ヒッチハイクはやったこと無いですが、やられたことはあります。
高速のSAで、社会人になりたての若い男性二人に頼まれました。
「のってこ」なるSNS型ヒッチハイクで、引っ越しの手伝いを兼ねた相乗りをしたことはあります。
まったくの情報のない相手を、しかも男二人を乗せるのは、正直気が進まなかったけれど、
ヒッチハイカーを行う人がどういうものか知りたかった興味もあって乗せました。
ただ、男二人は緊張しますね。
なので、タクシードライバーのように、時々ミラーで様子を伺い、敢えて話しかけたりしました。
途中、SAで休憩しようと思ったとき、降りようとしたら、二人は後席から降りないので、「休憩しませんか?」と声を掛けたところ、「僕らはいいです・・・」って答え。
「信用しないわけではないんだけど、こういうときは一緒に降りるのがルールだよ」って言ってなっとくしてもらいました。
彼らの話しぶりからすると、やはりなんとかお金を掛けずに目的を達したかったみたい。
結構な距離を走って、最後には感謝の言葉ももらったけど、そもそも、一応サラリーをもらっている社会人が、ヒッチハイクで交通費を浮かせるって発想は、素直に受け入れにくいですね。
さて、話を戻して、件の新人研修ですが、
アイデアとしてはなかなかユニークかつ効果的じゃないでしょうか。
ただ、リスク管理が行われているのかどうか気になりました。
新人研修ってーのは会社の業務の一環なわけっですけど、それに一般のドライバーを引き込んでいるわけで、双方のリスクも想定されます。
走っているクルマを停める時点で、あるいは、同乗中に事故が起きた場合、ドライバーが入っている保険の条件次第で扱いが変わってくると思います。
男女二人のペアで実行していましたが、女性のみ連れされられる可能性もゼロではないし、やや心配。
そう言う危険も含めての研修なら、ある意味すごいけど。
投稿者 aw@bitlog : 2012年04月03日 07:13
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コメント
そんな会社があるんですね
awさんの考察に同意します
具体的には不明なので、憶測ですが企業人が社会的貢献をする前に、社会に依存するってどうよ?的です。
何を学ばせるのだろう・・・人との繋がり?アカの他人に無理強いすること?自分の売込み?
それなら復興支援にでも行かせろよ・・東北以外でも長野でも、豪雨被害の中部でもどこでもあるだろ、的に思います。
ちなみに20代最後ぐらいに北海道一人ドライブの時、知床辺りでヒッチハイカー(ヤロー2人)乗せたことありますよ。
それとヒッチでないけど、十勝岳の宿に泊った翌朝、富良野まで若い一人旅の女性を乗せて下山しました
みず知らずの若い男女が一台のクルマで・・・ムフフ・・・は、ありません
まぁ見るからに品行方正なワタシを選んで、宿の主人も声をかけてきたんでしょうなぁ
「あんた下りるんなら、一人お客さん乗せてってくんねかな」みたいに言われた思い出が・・・そしたらOLさんだった
乗せる方も乗る方も、はたまた仲介するほうも、まだまだ心清き日本人が多かった時代です。
投稿者 しんさん : 2012年04月03日 11:55
>業人が社会的貢献をする前に、社会に依存するってどうよ?
まさに、その感です。
コミュニケーション能力を養う為だそうですけど、そんなものは年相応に備わっていることが前提で、あとは、仕事の中で覚えていくような事だろうと思うんですが。
せめて社内で完結してほしいですね。
なんと、女性を一人乗せただぁ?
まだ知恵が回らない、若かかりし頃のしんさんだったのが幸いしましたね(笑)
投稿者 aw : 2012年04月03日 13:37
国営放送の朝の特集ですね。私も見ました。
一緒に見ていた父親も、交通事故に巻き込まれた際に乗せた方の責任になるのか労災になるのかを非常に気にしておりました。
個人的には、新人研修中のペットボトルの持ち方が気になってしまいました。
ああいう持ち方をして話しかけるほうが、マナー違反のような気がします。
交渉方法はもっといい方法があるだろうし、人材育成なのか自己啓発なのか不明ですが、それを社会に依存するのも疑問です。
20年以上新人研修をしている、元管理職で現在は天下り係長な父が言うには、奇抜な事をやらないのが一番大事な事らしいです。
私の職場は、協会の合同研修で一般的なマナー講座から、例えばカレーの作り方における、カイゼン活動、危険予防、品質管理活動提案し、実践した結果を報告するというのをやりましたね。
東京から100km前後で、国道4号の近くに家も職場もあり、工事の都合で夜間や早朝に車に乗るので、ヒッチハイカーをちょくちょく見かける事はあります。
そして、新人研修ではありませんが、某都内大学の体育会ワンダーホーゲル部が黒磯駅で降ろされて、お金をかけないでキャンパスまで戻る新歓をやっているので、ゴールデンウィーク前にはよく見ます。
明け方近くに道路上に飛び出してきたりするし、信号停止中にドアを強引に明けて、数km先までしか行かないと言ったら舌打ちされた事もあります。
以来、絶対に乗せない事を誓っております。
投稿者 げしょ : 2012年04月05日 01:18
ああ、ペットボトルが気になりましたか。
田舎の人とふれあいを番組にした旅番組で、リポータ役の若手俳優が、ポケットに手を入れたまま、地元の人に話しかけるのが気になって仕方がなかったですが、同じような感じですかね。
>「カレーの作り方における改善活動」
これいいですね!
カレーに限らず、料理というは、企画+デザイン+製造+仕入、などトータルなプロジェクトの遂行能力が問われますから、研修には最適です。
何よりリスクは少ないし、上手く行けば、結果は美味しいですから。
同じように、この新人研修に疑問を持った方が他にもいることに安堵しています。
ただ、そう言う見方も想定されずに、「ユニークな新人研修」として伝えられることに不安を感じます。
最近、原発事故の際の報道の在り方を自己反省しているはずの某国営放送ですが、日々の放送も一貫して欲しいです。
投稿者 aw : 2012年04月05日 07:45