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2012年04月01日

似て非なるキープコンセプト

二代目キューブと三代目キューブは、見た目キープコンセプトなフルモデルチェンジですが、
造形的には、極めて似ているものの、まったくコンセプトが異なってしまった面白い例です。
二代目キューブは、小さいながらも内装はラウンジのコーナーのようなイメージを狙っていました。
外観も四角い馬車のようなイメージで、デカダンスの香りすら香るユニークな雰囲気を醸していました。
箱にタイヤを付けただけのような無味乾燥なデザインかといえばさにあらず、古のオバフェンで包まれたタイヤが、しっかり乗り物であることを主張しています。
まさに、馬車のキャビンのようなユニークなスタイリングでした。
三代目は、一見二代目を踏襲したかのようなイメージですが、よく見ると、まったく立方体(キューブ)のとらえ方が異なっています。というか、「キューブ」という思想はもはや無くて、単なる「角っぽい形」をなぞっているのみです。当然、馬車のイメージもないし、イマイチ狙いが見えません。
具体的に言えば、面の方向性が無くなり、「オーバーフェンダー」の痕跡も無くなりました。
さらに言えば、二代目が、「走る立方体」だったのに対して、三代目は、「キレイなオブジェ」ってくらいに違います。
三代目は、もはや「立方体」でもなければ「クルマ」でもないです。
二代目キューブと三代目マーチは、自動車デザインの中にあって、「一つの発明」というくらいに、その独創的デザインと完成度を評価しているんですが、そういうものほどモデルチェンジは難しいのしょうか。

投稿者 aw@bitlog : 2012年04月01日 21:29

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コメント

まさにその通りに思います。

そんな3代目は海外での評価がそこそこ良いみたいですね。
日本ではまったく「なんじゃぁこりゃぁ」で失速したのとは正反対。
まぁ企業は伸びてナンボなので、日産は正しい(ゴーンも中村も)だろうけど、
日本人に嫌われてる日本企業のプロダクトの代表みたいなもんですね(セレナぐらいしか売れてないじゃん)
ジューク等々キワモノで成功したってねぇ・・・
あぁオードックスで素直なデザインのクルマ、ないですかねぇ?

追伸:昨日、洗車してる時、両足でタイヤに登ってルーフを拭こうとしましたが、
うっかり滑って宙を舞、全身から車庫の床に落っこちて特に尾てい骨を強打
一瞬うつろな意識、死んだか?と思った後、生きてるが・・身体動くか?・・・
どうにか動くが、クラクラするし超痛い
もし死んでても、夕方なので発見が遅れたかも・・・トホホの週末でした。

いい歳してわずか80cmぐらいからのダイブですが、無防備に起きるとこうなるわけです。
要注意!今も痛いぜ、ズキズキとお尻が痛い。

あすはお尻押えて出勤だ!、痔じゃぁないぜ!!

投稿者 しんさん : 2012年04月01日 22:53

海外への輸出は三代目からですね。
お隣韓国にも、昨年輸出が始まって大人気とか。
こんな形のクルマはどこにもなかったので、インパクトあるみたいです。
クルマのデザインで言えば、韓国は日本よりもずっとスタイリッシュ路線ですが、新発想のデザインはこれからです。
近い将来、モータリゼーションが一段落すると、韓国や中国でも、新しい需要を開拓すべく、新種のデザインのクルマが出てくるようになると思います。

私も、タイヤに登ってルーフを拭きます。
先日もやりました。
当然濡れるので、すべる恐れがありますね。
洗車中死んだとなると、いくらクルマ好きとは言え、不本意でしょうね。
尾てい骨は、長く痛みが続くようなら骨折の可能性もあるので、養生した方がいいですよ。

歳を取ると、軽い転倒でも瞬間的に手や足がでなくて、そのままの状態で落下します。
トライアルの練習中もハンドルを握ったまま横倒しです。
転んだまま、「あかんなぁ〜」とつぶやいてしまいます。(T.T)

投稿者 aw : 2012年04月02日 09:13

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