2011年09月19日
TLR、初めてのお出かけ
なかなか涼しくならなかったり、すっきりと晴れなかったりで、
仕方なしに、週末はガレージに籠城してましたが、
日曜日は、ギリで終日晴れ模様の予報だったので、
テスト走行を兼ねつつの、念願の、TLR200でのお出かけをしました。
ルートは、いつものように前もってリサーチの上引いていたわけではなくて、大体です。
優先事項は、壊れても帰ってこられる範囲。(笑)
とは言っても、市街地走行は楽しくないので、里山まで。
この間連れて行ってもらった虎の穴ツアーの折、チラチラと良さ気な谷戸や里山の臭いをかぎ分けていたので、Googleマップで辺りをつけて行ってみました。
がんばって夜明けと共に出ようと意気込んでいたものの、
準備に手間取り、ようやく出発したのは、8時も十分に回った頃。
ま、良くあることです。
フロントホイールの振れの調整は間に合わなかったけど、それ以外はやれることはやりました。
一人乗りのシートが潔くて素敵。
トリから Garminを拝借しました。
ただし、TLRは6Vなので給電までは無理です。
仮に6V対応のアダプタが有ったとしても、恐らく電圧が足りなくて、アイドリングが不調になるはず。
バッテリーは3〜4時間持つはずなので、必要なときのみ電源を入れれば間に合います。
もっとも、里山レベルの小径はフォロー出来ないので、Garmin 60CSも持っていきます。
60CSは、10時間くらい保つらしいので、ログ取りはこちらで行います。
走行ログはこちらでDL出来ます。
【20110918_tlr】
例によって、Google Earthで開くと、走行軌跡が表示されます。
最初に行ったのは、島原貯水池。
地図では綱勝手そうだったけど、抜けるのは無理みたい。
途中まで行って引き返しました。
次に向かったのは、虎の穴ツアーの起点となった、「白川の石抱きカヤ」がある竹之下、堂野というあたり。
さすがに雨上がりの林道でTLRの試走を行うのは無謀なので舗装の小径を走るのみです。
お地蔵さんが似合います。
この向かいに、私がすっころんだ林道の入り口があります。
目をつけていたポイントには、予想の通り、隠れ里のような集落がありました。
見事な稲穂が頭を垂れていて、秋の収穫間近なようすです。
TLRは、田んぼも似合います。
より大きな地図で TLRデビューツアー を表示
地名でいえば、神戸市北区山田町藍那(西谷/下小野/中谷)というあたり。
最寄り駅は、神戸電鉄粟生線藍那。
地図を拡大するとわかりますが、この辺りの地形は、複雑で細かな起伏に富んで、たくさんの溜め池もあり、その間を無数の小径が連なっています。
実に絵になる里山の風景が残っています。
「畦道トライアラー」TLRでの散策コースにぴったり。
スケールでいえば、徒歩で回るのレベルの広さなので、バイクを停めて歩いて回るのもいいですね。
実際、何人かのハイカーに会いました。
住宅地とゴルフ場の開発の狭間に、微かに残る貴重な古の里山です。
このあたりはとても気にいったので、次はお弁当でも作って、じっくり味わいたいと思います。
次に向かったのは、定番の六甲山。
と、その前に、アイスで一息。
ミニストップで「ベルギーチョコソフト」の垂れ幕発見。
私には、どこら辺がベルギーなのか、イマイチわかりませんでした。
西六甲から六甲山縦走。
TLRは、軽快に走ってくれますが、タイヤはとっくに賞味期限を過ぎているし、フロントタイヤは冴えないくらいに振れているので、まったり走ります。
というか、車体がちっぽけなので、飛ばす気にもなりません。
六甲では、クルマやバイクで入られる絶景ポイントは限られています。
ここは、眼下に大阪湾を望める数少ない道ばたの空きスペース。
晴れ晴れします。
この後、私のマニュアルでは、「温泉」が定番になっているので、有馬温泉を目指しました。
・・・が、行ってみると、久しぶりのお天気だったせいか、結構な混雑ぶり。
これじゃ、金の湯に浸かっても、横のオジサンとお尻が擦れ合いそうで早々に退却。
本当は通っちゃいけないらしい裏六甲を経由して、表六甲を下って帰還しました。
これで、林道を走れて、温泉に入れていれば、完璧なマッタリツアーだったとこです。
今回のコースは、小型のオフロードバイクに最適なコースなので、またトリッカー族で集まれれば、扇動したいと思います。
【TLR200の具合】
暖まると、エンジンの回転数はやや高くなる傾向がありますが、まぁまぁ安定はしているみたい。
TWKのマフラーから出る音がやや勇ましいので、エンジンから出る音は聞こえにくいけど、それなりに騒がしそうです。
タペット音いがいにも、タイミングチェーンなど、割りと賑やかな印象です。
気になる音質ではないけれど、果たしてこれが本来のものなのかどうか確認したいところ。
アクセルを開けた時の回り方は悪く無さそう。
頭打ちは早いけど、往年の単気筒200ccエンジンとして納得できるレベルではあります。
ただし、アクセルを閉じたときに、マフラーからはパタパタという音が耳につきます。
これが、燃調の不足か、吸音材が入っていないマフラーのせいなのかは不明。
恐らく、両方が原因ではないかと推測。
回転落ちは、相変わらずイマイチ。
支障のないレベルではあるけど、もう少しシャープに落ちてくれれば、ずっとフィールが良くなるはず。
この点は要改善点です。
このバイクの意固地なまでのフラットトルクは、トレッキングにベストマッチです。
軽い車体と相まって、シフトダウン無しに坂道をトコトコと登ってきます。
これはラクチン。
車体は小さいながら、タイヤはフルサイズなので、トリッカーよりも目地の段差に強いのもありがたい。
でも、サスは、さすがに古さを感じます。
フロントサスは、動きが渋く、リヤはややダンピング不足。
少し後よりに荷重をかけたり、坂を登る時、はっきりとリヤのダンピング不足を感じます。
たぶん、TLR200のサスならもう少し良かったのかも。
不整地を走る時には、あまり関係ないですけどね。
薄っぺらい座布団のようなシートは、お尻に厳しいですが、それ以前に、足の曲げがきつくて窮屈なので、ずっと座ったままなんて無理。
必然的に、可能な限りスタンディングとなるので、お尻が痛くなることはありませんでした。
それにしても、この小振りで軽い車体は、どんなところにでも突っ込んでいける安心感があります。
燃費は、最後の計測で35km/lを越えました。
最高高度900mまで山野を走ったので、良い方かと思います。
燃調は、まあまあ上手く行ってるのかなぁ。
今回、ナビでメーターの誤差を調べましたが、実際の速度との誤差は、約1割くらいと標準的です。
つまり、メーター読み80km/hは、実測で72km/hほどです。
ムービーは、メモリークリアしないまま撮ったので、失敗しました。
次回リベンジします。
【走行データ】
積算距離:117km
最高速度:68.9km/h
移動時間:4時間15分
移動平均速度:27.3km/h
停止時間:1時間30分
ややカーボンの付着が多いです。
一度、タペットやタイミングチェーンアジャスターなどを最適化した上で、再度キャブの調整を検討します。
出来れば、一度、腰上を開いてみたいところですが・・・。
投稿者 aw@bitlog : 2011年09月19日 09:06
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コメント
小型にはちょうどなトレッキングが楽しめそうなルートですね。
私もXLもっと乗ってやらないと・・・って今は肩の調子が最悪、トレールには乗れそうも無い。(・_・、)
Googleアース、面白いけどやっぱり酔ってしまう(笑)
投稿者 路渡カッパ : 2011年09月19日 13:52
TLRデビューおめでとうございます。
そんなもんです>暖まると、エンジンの回転数はやや高くなる
そんなもんです>タペット音いがいにも、タイミングチェーンなど、割りと賑やかな印象
マフラーのせいです>、マフラーからはパタパタという音
そんなもんです>回転落ちは、相変わらずイマイチ
そんなもんです>燃費は、最後の計測で35km/lを越えました
すべてそんなもんだと割り切りましょう。
そうすればTLRはもう完成です。
これでどこにでも行けますね(笑)
投稿者 1京都 : 2011年09月19日 17:09
>路渡カッパさん
125ccクラスが丁度良いですね。
義経道といって、由緒ある古道などもあるエリアなので、風景に歴史を感じる深さがあります。
昔からある道というのは風情があっていいですね。
ただ、住宅地とゴルフ場に挟まれて、風前の灯火です。
私も、もっか五十肩継続中です。
>1京都さん
そんなもんですか。(笑)
今回、予定の100km越えテストを行って、一応何も問題なかったので、テスト合格としました。
要調整はホイールの振れのみですね。
これを直して、「ぽ」に向かいますかね。
伊賀の辺りにも、良い小径が沢山あることですし。
投稿者 aw : 2011年09月19日 18:18
完調でないバイクは不安になりますよね。
>優先事項は、壊れても帰ってこられる範囲
この気持ち、よーくわかります、いくら軽い車体とはいえ何キロも押す事態になったら大変ですしね。
先日ナビでメーターの誤差をチェックしてくれるとのことでしたから、ずーーっと期待してました(´∀`*)
そっかー誤差1割なのですね。それを基準に今後走ります。
貴重な検証ありがとうございましたー。
次は、ムービーリベンジに超期待しております!
投稿者 サカテツ : 2011年09月19日 19:46
徐々に信頼を得てくれば、先発ローテーション入りですね。(笑)
メーターの誤差は、大抵のバイクでもクルマでもこんなもんですね。
ナビに表示される速度は、原理的により正確なはずです。
順法精神に富んだクルマの後をついているとき、
実際の速度よりもずっと遅い現実にイライラすることがあります。
道路標識にある速度表示は、メーターの誤差を考慮していないので、矛盾が生じますね。
投稿者 aw : 2011年09月19日 21:04