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2011年07月04日
汗と涙の由良川川下り
昨年にリサーチをしたまま終わっていた由良川を、ついに下ってきました。
ついでに、前からやってみたかった、「クルマ+自転車+カヌー」の、
名付けて「乗り物三昧川下りプロジェクト」の実践も出来ました。
計画はこうです。
1.クルマでスタート地点に行き、カヌーを降ろす。
2.クルマで、ゴール地点に向かい、そこから自転車でスタート地点に向かう。
3.自転車をカヌーに積んで、川を下り、ゴールに到着。
自分で言うのも何ですが、「完璧な計画」です。
クルマ1台に収納されるという、「モバイル感覚」を自画自賛です。
カヌーを自転車で上流に運び、今度は、カヌーで自転車を運ぶという自己完結型が目標ですが、
今回は、すべての乗り物が、積載や牽引等の制限をほとんど受ける事なく、各々十分楽しめます。
ルートはこんな感じ。。
より大きな地図で 由良川川下り20110702 を表示
行きは、R477から、r19で南丹市経由。
r19は、路面、クネクネ、風景の三拍子揃った文句なしの良道です。
こちら方面を走るとき、この道を走らないのは野暮です。
さて、由良川は、トリでのリサーチを含め、既に2度ほど通っています。
目的地は、リサーチで調べた、カヤックを川に降ろせる場所、「スタート地点」です。
それが、ここ。
素晴らしいです。
まさに、カヌーを浮かべるためにあるような河原。
到着早々にカヌーを組み立てましたが、組み立てには、45分ほどかかりました。
一人でやるのは、そこそこ骨折り。
一旦、ここにカヌーを置いて、下流のゴール地点にクルマを運びます。
12km下流のゴールポイント。
鶴号を降ろします。
ここの所出番がなかっった鶴号の活躍の場です。
これで、来た道をスタート地点まで戻ります。
緩い坂が続くんで、けっこうへろへろになります。
小径タイヤのチャリはしんどいっす。
漸く、スタート地点に到着。
手早く鶴号を畳んで、カヌーに積みます。
この、畳んでいたカヌーを開き、乗っていたチャリを畳んでそのカヌーに乗せて運ぶというのは、
モバイルマニアなら、きっとビシビシ来るはず!
二人乗りのカヌーなので、鶴号は余裕で載ります。
あと、テント用具一式くらい余裕で載ります。
さて、いよいよ出港。
いや〜気分が良いです。
暑すぎないお天気で、水面を流れる風が、心地良いことこの上なし。
超ハッピーな気持で、ゆらゆら漕いで下っていくと、
ちょいと先に、コンクリート囲い発見。
「堰」です。
なんとお馬鹿なことか、「堰」の存在を忘れていました。
川地図には明示していますが、Googleマップには出ていません。
とはいえ、川幅を見れば、堰の存在は予想できます。
なのに、久々の川下りに浮かれてしまって、すっかり頭にありませんでしたあー。
お馬鹿です。
堰には、当然係留場所なんてなくて、人はともかく、沈させると鶴号は深い川底に沈んでしまいます。
正直、焦りました。
ここに来るまで、上陸できそうな場所なんて見かけなかったし、
流れがあるところを元の場所まで引き返すのは、かなり無理。
汗、汗、汗、汗、汗、汗、汗、汗、汗、・・・汗
狼狽えながら、しばらく行き来。
堰の近いところに、僅かな砂地を見つけたので、上陸を決意。
ただし、そこから上を走る道路に出られるかどうかは不明。
とにかく、上陸して探検。
明らかに人跡未踏。
マジもんの藪です。ジャングルです。
危険な香りがプンプン。
アカンやん、・・・(汗)
そういってもここから上がるしか無さそうなので、必死で分け入りました。
そうしたら、杉林があって、その中に境界を示す杭を発見。
ってことは、人が通る道があるはず。
これは、子供の頃に山野で遊んだ勘です。
ありました。
微かな、人が通った後らしき跡がありました。
酷い藪をかき分け、杉林の急斜面を上がり、田んぼの畦道が見えたときの安堵感。
先ずは、小物を上まで引き上げ、続いて自転車。
カヌーは水気が取れるように木に立てかけておきました。
カヌーのバッグは車に積んでいるので、先ずは、自転車でゴール地点まで下り、1号に積み込んで戻ってきました。
続いて、カヌーを畳み、再び藪をくぐり、斜面を登りました。
カヌーの重さは15kg以上。鶴号は11kgほど。
全てを引き上げて、1号に積み込み終えたときは、もう脱力です。
それでも、登れただけマシ。
ここがなかったら、流れに反してスタート地点まで引っ返さねばなりません。
ああ、自分の愚行に呆れます。
堅気の人は真似をしないように。
私も、次からは、しっかり計画を立てます。
帰りは、実家まで。
綾部から丹波に抜けるr59は、これまた良道でした。
行きのr19と合わせて、是非とも2号ロードスターで走りたい道です。
次は、2号にカヌーを積んでリベンジですね。
可能なら、鶴号も積みたい!
しっかり、堰を押さえて行きます。
投稿者 aw@bitlog : 2011年07月04日 05:29
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コメント
おつかれさま!いやぁ結構な冒険、いや探検?でしたね。
ほんで、舟の人だったのは・・・何分間?(笑)
堰を乗り越えていく選択は無かったのでしょうか?
折角の防水GoProだし、そんな映像が見たかったりして・・・(^_^ゞ
投稿者 路渡カッパ : 2011年07月04日 13:54
こんなところに一人で行くって 勇気ありますね~~。
無事に帰宅されて よかったです。
投稿者 ネエサン : 2011年07月04日 14:42
>路渡カッパさん
結果として、冒険になってしまいましたね。
しかも、トホホな。(汗)
舟の乗っていたのは、20分か、精々30分?(笑)
予定の3分の1でした。
堰を越えるのは、また違ったリスクがありました。
さらに、その下流の流れは、激流で、うちのショボイ静水域用のカヤックだと、木っ端微塵です。(汗)
>ネエサン
別にワニとか、猛獣とかいないので、体力と気力さえあれば、元に戻れますよ。
どれも、折り畳み式なので、人が背負って行けばオッケーなんです。
人が誰もいないところは、気持ちが良いです。
投稿者 aw : 2011年07月04日 15:28