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2011年04月14日
メーカーの哲学は細部に宿る・・・か?
タペット調整をするのに、発注していたパッキンの部品を、YSP神戸中央まで取りに言ってきました。
その折、目に付いたのが、ショールームにあったセローとXTのウィンカー。
「これって、トリに使えねくね?
気づくのがかなり遅いっすね。(汗)
トリッカーのデザインは、概ねいいなと思うんですけど、
ちょっと気になるのが、メッキ風仕様のウィンカー。
ヘッドライトやフォーボトムケースが黒塗装だったりするのに、
なんで、メッキ?
何気に、「大人の事情が」が香る部分です。
で、セローのウィンカーは艶消し黒。
普通に考えれば、トリッカーに似合うと思われるのは、こっちじゃなかと思うんですが。
なのに、なんで、こうなったか?
こちらが、トリッカーのウィンカー。
元々メッキが似合うバイクとは思えないので、最初見たときは違和感がありました。
ちなみに、こちらは、XT250Xのウィンカー。
こちらは、どうやらWR250と共通のようです。
ま、これでだいたいわかると思いますけど、
トリッカー、セロー、XTの3兄弟では、わざわざ別のデザインのウィンカーを採用しているという事なんでしょうね。
理由は、・・・「差別化」・・・ですよね。
翻って、他のメーカーはどうでしょう?
ホンダのXR230のサイトを見てみました。
ウィンカーは、なんとなく、我がBAJA red とblueと同じよなデザインです。
って、共通部品じゃないですか?
ってメーターも同じやん!
グラフィックこそ違えど、20年前のバイクと同じ。
さらに言えば、ウィンカーは四半世紀前のTLR200と同じ。
スゲーな、ホンダ。
では、ホンダがそれほど部品の共通化に熱心かと言えば、寧ろ逆です。
機構部品では、年代ごとに異なる専用部品を作っていたりしたのがかつてのホンダです。
ずいぶん整理はされたみたいだけど、ホンダドリームの人が、自嘲気味に言ってました。
こうして、部品を見ていくと、メーカーの考え方みたいなものが見えてくる気がして面白です。
ヤマハは、可能な限り、基本構成の共通化を図って、コストダウンと性能アップを狙い、周辺部品の違いで差別化を図るけど、
ホンダは、可能な限り、周辺部品の共通化を図ってコストダウンをするけれど、機構部品には専用のこだわりも持って性能を上げようとする。
なんとなく、そんな風に見えてきます。
セローのウィンカーの取り付けは、専用のサブフレームと一体化したステーに、ラバーのホルダーを介して付くようです。これは、機能面でもオフ車に最適で、トリッカーにも魅力的です。
ステーを自作して付けたいところ。
フロント側のウィンカーです。
トリッカーは、アッパーのブラケットが、シングルの締め付けぼるとなので、そのままは付かないみたい。
こちらは、XTのリヤウィンカー取りつけ部。
こちらのほうが、トリッカーにはスムーズに付くかも。
でも、デザインは、セローのほうが合うんじゃないかな。
投稿者 aw@bitlog : 2011年04月14日 12:19
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