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調べたところ、メラミン樹脂をスポンジ状に発泡させたものとか。
元々それなりに硬度がある樹脂なので、スポンジのように発泡状態にしても、それ自身に研磨力があって、消しゴムのように自らを削りながら、対象を研磨していくらしいです。
いっちゃコンパウンドと何が違うんだ？ってことですけど、使い心地は、結構違いますね。
ホントに、消しゴムのような感じ。

先ず試したのが、リヤフェンダー。
たしか、素材はポリバケツと同じく「ポリプロピレン」なはず。
柔軟性があって曲げに強い素材だけど、材質自体柔らかくて、表面に傷が付きやすいです。
本来は、艶のある仕上げだったはずだけ、擦れたり、磨いたりして、すぐに艶が無くなります。
ま、正直、艶はあんまり好まないので、艶消し上等なだけど、
いかにも「こすって、中途半端に艶が無くなった」ってーのは、イマイチです。
で、このスポンジでゴシゴシやっていると、なんかいい感じの艶消しになります。
「最初っから、こんな感じの艶消しですぜ！」っていいきれる感じ。（笑）
で、調子にのって、メーターバイザー（？）にも手をつけました。
コイツは、もろに放置の影響を受けて、かなり日焼けで白っちゃけていました。
紫外線で、樹脂の表面の油分が抜けるとそうなるそうですが、これを黒くするやり方では「バーナーで炙る」とかあるそうです。
理屈では、内部の油分を表に出させるんだと思うんだけど、一つ間違えると「焦げる」らしいので、手荒なことが嫌いな私にはムリです。
で、コンパウンドなどで、ゴシゴシやったものの、白みは取れずに、妙なテカリが加わります。
ところが、このスポンジでやると、徐々に白味が取れて、本来の黒に近づいていきました。
しかも、期待通りのいい感じの艶消し状態で。
完全に白味が取れるわけではないですが、納車１年未満が通用する仕上がりです。
すばらしい！

ま、もっとも、削った結果の艶消しなので、当然シボとは異なり傷や汚れも付きやすいでしょうから、出来れば何かコーティング的な処理をするのが望ましいでしょうね。
でも、諦めていたメーターバイザーが復活したので、テンションが上がりました。
このメラミンスポンジは、ガラスや陶磁器などの、硬質な素材の研磨が本来の機能なので、柔らかい樹脂素材で使うのは、イレギュラーな使い方ですが、この艶消しの質感を望むなら、非常に好都合な製品でした。
キーボードの手垢で汚れたキートップなども、掃除に苦慮する所ですが、これもいい感じに汚れを落とせます。

【補足】
「また、調子良いな、得意の誇大広告か？」って思われるのもシャクなので、補足します。
処理済みののBAJA blueのメーターバイザーと、同redのそれの変化を較べます。

redは、さすがにかなり白くなっています。

一部をメラミンスポンジで擦りました。

がんばって、全体を擦りました。
メラミンスポンジは、10分の１くらいになりましたが、
メーターバイザーの白味はかなり落ちました。
これなら、２、３年落ちくらい？（笑）
もうひとがんばりすれば、１年落ちくらいに持って行けそうです。