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2010年11月30日
DR-1000検証
さて、ドライブレコーダー、DR-1000の使用感など。
といっても、ドラレコって、いったん設置すると付けっぱなしです。
とく、この製品は、強めの両面テープでフロントガラスに貼り付けるタイプなので、気軽に取り外しが出来ません。
他のクルマやバイクで使い回そうなんてことも考えましたが、難しそうだし、そもそも常設してなんぼのカテゴリーなので、基本固定が本来の使い方かといえるかも。
先日、サイクルモード2010に行ったときの映像です。
COMSの割りには、画面の追従や歪みなどに、大きな問題は見られ無さそうです。
解像度は最大で640×480のVGAサイズ、30fpsなので、過大な期待は持てないですが、画面は意外にシャープです。
LED信号機もちらつきはありません。
正確に言えば、一瞬消えるときはありますが、まず問題はないでしょう。
クルマのナンバーは、すぐ前のクルマが停車するとわかるレベルです。
トンネル内なども、COMSとしては、比較的明るく映る方ではないでしょうか。
これ以上の性能を望むなら、CCDの選択となるでしょう。
こちらは、DR-1000で記録したファイルを再生するクライアントソフト。
残念ながらWIndowsオンリー。
しかも、おそらくオーバーレイ再生が足かせになって、Paralleles Desktopでは、映像が乱れてしまいます。
画像ファイルの規格は、MPEG4 SDSM。
SDSMは、「Scene-Description-StreaM の略」とか。
「映像や音声を視聴空間に配置する為の座標情報を記録している」とか。
Google Mapsの表示や、Gセンサー、速度などの表示をチャンネルに記録してあるんでしょうね。
実際、この動画ファイルのみで、このアプリは正常に動作します。
カメラの設定は、この動画が記録されるSDメモリーの中に、設定ファイルとして保存されるようで、
このアプリによって、その設定ファイルを書き換えると、次に使うときに設定が反映される仕組みです。
撮影動作自体は常時行っていますが、モードによって、記録の仕方が変わります。
「イベント録画」は、センサーが振動に反応した、10秒前と5秒後の映像のみを記録します。
「常時録画」は、約、1.5GBの要領な範囲で、絶えず新しい画像を記録し続けます。ファイルは、1分間の長さで、古いファイルは、ファイル事に削除される仕組みのようです。
「デュアル録画」は、イベントの時のみ、切り替わって、通常は、「通常録画」されるようです。
再生速度は、倍速、2倍速、2分の1、4分の1などと変えられます。
このあたりの昨日は、GPS機能付きのモデルでは、共通じゃないでしょうか。
ドライブレコーダーの性格上、いったん設置すると、何か「コト」があるまでは、殆ど忘れた存在になりそうですが、
将来、ITテクノロジーが付加されると、かなり面白くなると思われます。
画質がフリハイビジョンレベルになって、
画像処理と画像認識技術が加わって、
面白いサービスとリンクされると、それはそれは楽しい世界が生まれるかも、ネ・・・。
投稿者 aw@bitlog : 2010年11月30日 09:45
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コメント
おっ待ってました、ハミタイの件も待ってたとはしりませんでしたが・・・
なかなかきれいな画像ですね、十分ではないでしょうか。
ワタシのは、まだダッシュボード上に自作ステーで取り付けてますので、振動でよく撮影しています。
ガラスの定位置のほうが余計な揺れは少ないようで正しい設置場所のようです(へそ曲がりなのでダッシュ上です)
情事じゃぁなかった常時とイベントの選択方式のワタシのはいまだにイベント状態のままです。
でもね、ワタシ知りたいんですがネット上に発見できないことが一つ。
イベント・衝撃撮影タイプより常時録画のほうが安心な感じがしますが、
なんでワザワザコストのかかるセンサー利用してまで衝撃感知型が存在するのだろう?
もう一台のユピテルなんて衝撃だけだし・・・なんでだろう?
あぁそういえばユピテルの利点は少しある、基本的な各種設定が本体のモニター部で操作できること、
本体のフィニッシュがそこそこの質感でコンパクトなこと、ブラケットと配線さえ別途購入すれば、
ものの10秒で交換装着が可能な点かなぁ・・・
今後のaw流オモロイ利用法等の特集、期待します。
投稿者 しんさん : 2010年11月30日 14:18
綺麗に写ってるじゃないですか。
ドライブレコーダーとして役目は十分に果たしていますね。
ところで、COMSって?
ひょっとしてCMOS?
投稿者 Nylaicanai : 2010年11月30日 15:47
ドラレコってここまで来てるんですね、ちょっと驚き!
画質的にも充分ですが、ソフトでMapが確認できたり速度が分かったりとは・・・
保険会社の基準も変わりそう、と言うか保険会社が一斉に契約時取り付けを標準にしたら・・・
それはともかく、事故抑制には役立ちそうですね。後でデータ改ざん出来たりするのかな?
投稿者 路渡カッパ : 2010年11月30日 16:23
>しんさん
振動は大敵ですよ。
振動をいかに押さえ込むかは、画像品質に大いに反映します。
このモデルは、簡易な作りですが、本体が軽いので振動が少ないようです。
HR-Vはクローズドなので、振動の点で有利だけど、ロドはスカットルからフロントウィンドウに細かな振動が出やすいので、ちょっと不利かも知れないです。
今は、常時録画タイプが増えましたね。
以前は、まだメモリー価格がここまで安くなかったからじゃないでしょうか。
それと、常時記録は、ファイルを小分けする必要があって、しかも、ファイルを保存する時に、一瞬のタイムラグがありました。
たぶん、そういう技術上の問題が、徐々にクリアされて、常時記録型が増えてきたのではないでしょうか。
>Nylaicanaiさん
CMOSですね。
昼間の撮影に限れば、これだったオッケーかなと思いました。
やはり、夜間の撮影は、CMOSの限界を感じます。
>路渡カッパさん
これが、1.3万円ほどですからね。
随分と導入しやすくなりました。
そこら辺の防犯カメラよりも、画質もレートもずっと上ですからね。
保険会社は、なれ合いで過失割合を決めますから、
納得する条件を引き出す手段として、ドラレコは、必須アイテムになるでしょう。
誰も見ていなければ、唯一の「証人」ですもんね。
データの改ざんは、専門家は見抜くそうですね。
でも、将来は、改ざんが難しい仕組みが提案されるんじゃないでしょうか。
投稿者 aw : 2010年11月30日 18:24