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2010年10月25日
bloggie ちょいレポ
Macbookがあんな事になってしまって、
若干、凹なところですが、
悲しんでばかりいても仕方がないので、
前向きに、SONY 「bloggie」のちょいレポです。
この製品は、今年の初めの発表当時から気になってはいたものの、
実際は、予想以上に「ガジェット」でした。
まぁ、「ブロギー 画質」あたりで検索すると、けっこうな酷評が続きます。
一応、「ハイビジョン画質」なのにと思ったものの、
Youtubeのサンプルなど見てみると、「うはぁ〜」ってつぶやきが出そうなくらい。
まぁ、そういったお堅い話は後日のレポに回すとして、
ざっと製品デザインなどを見てみました。
大きさは、まさに「携帯サイズ」。
MEDIA SKINやOptioXと較べても同じくらいの大きさで、同じようなプロポーションです。
この手の、いわゆる「Youtubeカメラ」ってジャンルの中ではコンパクトな部類。
しかもバリアングルスタイルは珍しいでしょう。
この辺の、小型化+αの製品作りは国内メーカーが得意とする所ですが、ついつい色々付けちゃって失敗するケースも多いです。
バリアングルだけでも充分なところ、360度ビデオの機能付けたのは、やや微妙な感じですが、ガジェットに徹したところは、かなり好みです。
デザインは、MEDIA SKINやOptioXと較べても、かなり古い印象です。
伝統のSONYデザインをほど通なところはなくて、かといって、最近のシンプルモダンでなデザインでもありません。
今までの手法で、サクッとやりました、ってところですかね。
パール調の塗装は、いい加減手垢の付いた手法だし、サイドのクロームなどは、ちょっと軽すぎるイメージだし、撮影時に光が反射して入りそうです。せっかく面白いガジェットなのに、もっと吹っ切れたデザインで良かったのではと思います。
そうすれば、逆に、性能にヘタな期待を抱かなかったのに。
「オモチャみたいだけど、けっこうちゃんと撮れるんだよ」ってね。
レンズ部分を回転させると起動します。
SONYは、レンズカバーを開けると起動するデジカメとか出してますけど、このアイデアはいいですね。
ワンアクション減るのは、使い勝手がアップします。
表示サイズが小さいって批評が多いですが、個人的には、レイアウトさえわかれば、表示サイズは気にならないですね。
逆に、グリップまで液晶にして、表示サイズを競っている製品が多いですが、実際のサイズで見えるわけではないので、消費電力も大きくなる液晶サイズの競争は不毛だと思います。
なので、このレイアウトは好きです。
右側には、操作ボタンとAV出力ポート、USB差し込み口があります。
底部のスライドレバーでUSB差し込み口を出しますが、これはイマイチ野暮でしょうか。
直にパソコンのUSBポート差していると、ちょっと強度が心配になります。
個人的には、置くだけで充電とデータ転送が出来る、OptioXのドックのスタイルが好みです。
バリアングルだし、OptioXのように、USBカメラ機能があっても全然いいんじゃないかと思うんですけど、
そんなのないです。
いちいちUSBケーブルにサスのは、あんまりスマートじゃないです。
左側面パネルを開くと、充電池とメディアスロットが見えます。
電池は、爪で飛び出ない構造になってますが、回りのクリアランスがありすぎるので、車載の折にはスポンジなどで隙間を詰めた方がトラブルは少ないでしょう。
メディアは、メモリースティックとSDカードの両対応です。
ようやく、という感じですかね。
SDカードのほうが、圧倒的に価格が安いです。
この撮影開始のボタンは、扱いにくいと不評です。
位置的には、右手でも左手でも操作できるので悪くないと思いますが、
ボタンのタッチや角度がイマイチ。
押さえる反対側に支えがないのもブレる原因になりそう。
車載で使うにも具合が良いとは言えません。
もっとも、車載用ではないのでしかたないですが。(汗)
撮影の設定は、下側に位置するスティックキーで行います、
OptioXと同様の機能ですが、こちらはタッチがずっと軽快で使いやすいです。
設定画面のインターフェースは、SONY流の上下と横移動で行うもの。
機能的には、他社のものと大きな違いはないですが、軽快で知的なフィールを感じるのはSONYの上手さです。
これが、セールスポイントの「360ビデオレンズ」。
取り付けは、・・・カシメです。
小さなツメを、ぐりっと引っかけて、パチンと嵌めます。
なんか、無理矢理な感じ。(笑)
頻繁に付けたり外したりするのはためらわれそう。
電源を入れて、USBに繋ぐと、こんな感じで3つのボリュームがマウントされます。
このうち、メモリースティックのアイコンには記録した画像が収まり、
「PMBPORTABLE」には、専用のビュワーアプリが収まります。
設定で、接続と同時にこのアプリが立ち上がるようにも出来ます。
最小限の表示機能とメールや、既存の写真や動画サイトへのアップロード機能が備わります。
デバイス自体が、アプリケーションを持っているので、出先でも閲覧やアップロードが簡単に出来ます。
このアイデアは非常に良いと思います。
こういうワケで、デザインはお世辞にも誉められたものではないですが、
この勢いで作ってしまったような楽しさは、今のデジカメに無いものです。
デザインのチープさの為に、そのユニークさが薄れてしまったのは残念ですが、
後に報告する、画質の悪さ、画角の狭さなども「割り切り」と言えるほどに、
ブロギーのガジェット具合は・・・悪くない、というのが、ちょいと弄った感想です。
投稿者 aw@bitlog : 2010年10月25日 17:51
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コメント
このレンズ部分だけが回転する構造は、何かユニークな可能性を感じさせてくれますね。
360レンズもとても面白いし、他のカメラでは得られない機能で、これまたユニーク。
画質はリンク先を見せてもらう限り、車載はキツそうなのかな?
私はデジカメ動画とビデオ画像との違いとか解ってないんですが・・・
あのゆらぎとか、電車のひし形窓はCMOSとか電子シャッターとかの問題なのかな?
投稿者 路渡カッパ : 2010年10月26日 17:18
そうですねぇ・・・CMOSなんで、基本的に画質の点で期待ができないです。車載だと、特に斜めの線が汚く出がちなので、きびしいですね。
画質で言えば、GoProに及ばないし、画角も狭いです。
デジカメとビデオの違いというより、画像素子や画像圧縮方法の違いじゃないですかね。
私も良くわかっていないですが。(汗)
COMSは、安価に作れて、消費電力も低いので、携帯や安価なデジカメなどに使われるそうです。
360ビデオなどは、そもそも画質を拘るものではないですが、CCD画質を期待するがっかりします。
もっとも、このカメラの手軽さは好きですね。
360ビデオも面白いです。
画質が悪いとは言え、自分で見ていない所の映像も記録しますから。
この「ビデオロガー」のような方向は、是非進めて貰いたいです。
投稿者 aw : 2010年10月26日 18:04