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2010年08月22日

BAJA引き取り名古屋ツアー実行編

当初、自走して帰る予定でしたが、
一抹の不安を感じて、再度売り主さんに、状態を確認すると、
やはり、自走はやめた方が良さそうな雰囲気。
と言うわけで、土曜日に実家の軽トラ、スズキキャリーを借りてきました。
時々実家では乗っていましたが、
改めてチェックすると、タイヤの摩耗はまだなんとかいけそうなものの、
サイドウォールはすっかりヒビだらけ。
一瞬、高速でバーストしてハンドル取られるスズキキャリーのイメージが頭に浮かびました。(^_^;)
おまけに、方向指示器のひとつが球切れ。
とりあえず、球を交換して、慎重に走ることにします。

普通なら、サクッと高速利用ですが、
阪神高速で高速走行をチェックした後、久しぶりに走りたかった大阪、名古屋間の道路、R163-R25のルートを走りました。


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【スズキキャリー】
キャリーの高速走行はドキドキでしたが、思ったよりも安定しています。
このモデルは、11代目の形式名DA52Tと呼ばれるモデルです。
3気筒のSOHC自然吸気エンジンは、ちょっとアンダーパワーながら、ギュイーンって迫力あるエンジン音は、ちょっと気持いいです。
車体は、新規格のセミキャブオーバータイプと呼ばれるキャビンの前方に前輪があるタイプで、キャブオーバータイプに較べると、50センチ近くホイールベースが長いので、高速での安定感は期待以上です。
それでも、空荷だとお尻が軽すぎて、ややピッチングは気になります。
ステアリングは、ノンパワステ。
すえ切りでは重いけど、走り出してしまえば大丈夫。
センター付近では、一見フワフワで遊びが大きいかと思いますが、実はしっかり切れています。
路面からのフィードバックを感じにくいですが、意外にも反応良く車体の向きが変わります。
何より、エンジン音や走行音がダイレクトに入ってくるので、これがなかなかスポーティーです。
シフトは、5速だけど、1速は積載時のものなので、実質4速です。
それでも、昔と違ってフロアシフトなので、充分に変速操作を楽しめます。
少ない馬力をフルに使い切ってエンジンを回すのは、滅法楽しくてクセになりそう。
シートを一番奥に下げると、ヘッドレストが頭にぶつかるのだけは、断念なところ。
エアコンを入れると明らかにパワーダウンするので、高速の合流ではエアコンオフです。
走行中にエアコンを切ると、明らかにパワーアップを感じ取れるので、
「ターボスイッチ」と呼んでいました。(笑)
キャリーには、当然のようにナビなんてついていないですが、こういう時にPNDは助かります。
キャリーは、シガーソケットすらついていませんでしたが、バッテリーで約4時間稼働するおかげで、
必要なときのみ電源を入れて乗り切れました。

【R163-R25-R23】
このルートは、東大阪と名古屋方面を繋ぐメインルートのひとつです。
大学生の「ツーリングジャンキー」の時、何度か通った記憶があるけど、
今のようにナビも、Googleも無い時期だったので、アルプスの地図を片手に、場当たり的に走っていたので、しっかりとしたイメージも残っていません。
そのイメージをはっきり思い出すのも目的でした。
地形図を見ると、鈴鹿山脈の切れ目を縫うように走っているのがこのルートの特徴です。
並行して流れる木津川は水量も豊富で、笠置の辺りはアウトドアを楽しむファミリーで賑わっていました。
道路はオールイエローラインの様相ですが、ペースカーに遮られなければ、いいペースで走れます。
伊賀で、R25に入りますが、バイパスがあるので、準高速並みにペースが上がります。
笠置や伊賀のあたりは、歴史的にも由緒ある場所なので、次は、バイクでゆっくり回りたいです。
四日市からは、通称「名四」のR23で名古屋へ向かいました。
この道路も何度か通った記憶があります。
しかも、しっかりとした記憶があります。
この道路は、産業道路のような扱いで、大型トラックが多いですが、
雨の中、前後左右に囲まれた大型トラックが上げる水しぶきに、何度もシールドをぬぐいながら、死ぬ思いでバイクを走らせた記憶は、今でも鮮明に覚えています。
前の信号が赤になったので止まろうとしたら、後ろを走るトラックに、パパーンってクラクションを鳴らされ、
慌てて突っ切って時は、ちびりそうでした。
「赤でも止まらない」ローカルルールを知ったのは、無事に帰還した後でした。(汗)

さて、nuviのおかげで、予定の時間前に目的地の売り主さんのところに到着しました。
住宅街の中にあった売り主さんのお店は、中古車や中古部品を扱ってらっしゃるようで、
倉庫のような社屋の外には、ジャンクっぽいバイクが並んでいます。
その中に、引き取り予定のblueのBAJAがありました。
他にあったバイクがジャンクぽかったせいか、走行距離の少ないBAJAは、一見新車のように見えます。(笑)
売り主さんとはすぐに挨拶を交わし、よくBAJAを観察。
実際のところ、1万キロに満たない走行距離を物語るように、樹脂類の劣化も少なく、想像通りにきれいでした。
それでも、錆がきやすい部分は、相応に錆びています。
特にタイヤは深いヒビだらけで、メロンパンみたい。(笑)
これで自走は自殺行為でした。
バイクの状態は、別エントリーで詳細にレポします。

ざっと様子を確認のあと、早々に積み込み完了です。
ロープの張り方もすっかり忘れていたので、そんな時はYoutubeです。
なので、こういうのをデジカメで録画して持っていきました。

さて、いよいよ帰還です。
と、その前に、名古屋の味覚を味合わなければ・・・。
来る途中に、「あんかけスパ」の看板をチェックしていたので、そこに行くことに。

観光地でなくて、いかにも地元の人が行く、近所の食べ物屋さんって風情が気に入りました。
外からは流行ってそうに見えなかったのに、お昼時期だったせいか、中にはいると結構な人で賑わっています。
その割に静かだなと思ったら、多くの人が、雑誌や漫画にふけりながらお食事中。
空いている席にかけて、メニューを見ると、あんかけスパ(ベーシック)ってーのと、その下に海老フライやら卵やら、色んな具のトッピングが書いてあります。
どうやら、「ベーシック」ってーのは、「素」のあんかけのようで、具をチョイスするシステムのようです。
他の人が食べている「量」に怖じ気づいて、最もシンプルそうな卵を選びました。

「天津丼?」
出てきたのを見て、そう思いました。
アンは、甘さ控えめ、コショウ多めな感じのミートソースって感じでしょうか。
正直言うと、「卵だけ」は失敗でした。
物足りません。(汗)
トンカツか、ピカタにすればよかったかなぁ。
トッピングシステムのあんかけスパでは、出来るだけゴージャスにいきましょう。

さて、後は高速に乗って帰るだけ。
運転席から荷台を見ると、きれいなBAJAの顔が。
おもわず、ニマニマしてしまいます。

高速は、ひたすら亀走行です。
一人で走ると怖いので、ペースが同じで、大きく目立つトラックやバスの後ろをついて走ります。
たぶん、80km/h前後。
100km/hくらいは出せますが、「今まで聞いたことがない音」が出るのでやめました。
いつも、田んぼへの往復に使われているキャリーは、たぶん未知の領域の速度を出したと思います。

旅のお供に忘れてはならないのが「ソフトクリーム」です。
これは、新名神の土山SAでいただいた「おはぎソフト」。
小豆がのった金時はありがちですが、おはぎは初めて。
餅米の食感がソフトクリームに合って、私のソフトクリームランキングのベスト5に入る味でした。
お奨めです。
そんなわけで、あっさりき帰還しました。
バイクを乗せたままあちこちウロウロするのも気が引けたので、
名古屋観光は、次回に持ち越しです。
秋には、産業博物館と明治村のハシゴで締めにきしめんコースですかね。

因みに、輸送にかかった費用は、
高速通行料:約4200円(700円+3500円)
燃料費:走行距離=400kmとして、おおざっぱに4000円。
計:8200円ですが、実家への往復分も合わせると、12,200円となります。
通常の運送(高栄運送)を頼むと19000円ほどですが、
BASデポという特定拠点までの搬送サービスならもう少し安いです。
軽トラをレンタルすれば5千円強かかります。
保険に入ったり、備品を借りていると、レンタカーを借りて自分で運ぶメリットはないです。
でも、軽トラの運転は楽しかったので、良しとします。

投稿者 aw@bitlog : 2010年08月22日 17:57

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コメント

ロープ掛けを淀みなくスマートにするなら「こいつできるな」なんて思われそう。

投稿者 tamami : 2010年08月23日 10:22

私なら、「業者?」って思ってしまいます。(笑)
サンデーモトクロスみたいだと、タイダウンベルトが便利でしょうけど、
ロープは用途が広いですね。

投稿者 aw : 2010年08月23日 11:45

軽トラは楽しいっすよね。何せ5速(4速、か・・)をきっちり使わないと走らない、というのがいいです。 そこ行くと排気量の大きなマニュアル車なんてのはAT車と何が違うんダロ?って感じです。 長距離はキツいですが、そこらへんをチョコチョコっと走ってもめっぽう楽しいのは、何とて軽トラ。 あ、でもそんな感じのFR軽乗用車ならもっといいなぁ・・

投稿者 Oです。 : 2010年08月23日 19:44

楽しいですね、軽トラ。
何をしても、音や振動が返ってきて、
機械を操作している実感があります。
これぞ、スポーツカーの原点ですね。

乗り方によって、最適なクルマが違ってきます。
軽トラでアウトバーンは楽しく無いでしょうけど、
町内走ると、ポルシェより楽しいのは間違いないです。(笑)

投稿者 aw : 2010年08月23日 20:29

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