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2010年02月13日
斬新か、際物か?
日産の小型SUVモデル、「ジューク」です。
夏頃に登場とか。
昨今珍しくなった、1.6Lエンジン採用は、我がHR-Vと同じ。
サイズ的にも、4ドア版と同じくらいじゃなかったかな。
なので、見た目のダイナミックさとは裏腹に、意外なほど小型です。
コンセプトモデルの「カザーナ」の時は、「ああ〜、やっちまったなぁ」て思ってましたが、
さすがに市販モデルとなるとまとめて来ています。
それでも、Aピラー周りの張りとか、(フェンダーと相似形でいいじゃんか!)
ルーフの後ろ下がり形状とか、
ヘッドライトの説明しづらさとかは、昨今の日産デザインのアクの強さを感じます。
確かに、「突き抜けた感じ」はあって、
フロントおよびリアフェンダーに、「抜けた良さ」を感じますが、
ルーフとヘッドライト周りは、他の、もっと良い選択肢があったでしょうに。
この「やり過ぎ感」は、ムラーノのモデルチェンジで感じたものと似ています。
「美しく斬新に」というのは、もっとも難しいことですが、
かつて、日産は出来ていました。
でも、その後の変化は難しいらしく、こねくり回したデザインが増えたように思います。
共通しているのは、「やり過ぎだけど、フツー」な点が見えてしまうところです。
それらが、上手くやったところの足を引っ張ってる感じとでも言うか・・・。
キューブ、スカイライン、フェアレディーZなどのモデルチェンジは、そう思います。
それでも、マツダのCX-7などに比べれば、すぐに飽きるなんて事はないし、
しばらくは、目を楽しませてくれる事でしょう。
明らかに良いのは、内装デザインですね。
ここのところの日産の内装デザインには、目を見張るものがあります。
「模倣」と「退屈」ばかりのトヨタデザインとは、比べるベクも無く、
世界的にもかなりのランクに位置するのではと思います。
投稿者 aw@bitlog : 2010年02月13日 02:23
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コメント
マツダのデザインスタッフがごっそり日産に移籍したとか・・・
詳細は知らないのですが、もし事実だとすれば
これもマツダっぽい気がしないでも無いですね。
投稿者 路渡カッパ : 2010年02月13日 23:44
事実だとすれば、
マツダの優れた造形に、日産の遊び心が加わるってわけで、
最強のデザインチームが出来ますね。
投稿者 aw : 2010年02月14日 05:38
だ、ダメだ~
身体と心が拒否反応です。
市場環境や造形評価の厳しい状況はわかりますが、こう、なんというかもっとオーソドックスな美しさ
普遍的な気持ちよさってデザインないんですかね、ないというか出来ないんだろうなぁ
私的にはawさんのこの写真で知ったのですが、第一印象はムルティプラの不愉快さでした
追伸:まったく個人的なことですが、ウィンドウズ7になりました、
その記念すべき第一回接続およびコメント送信先は、awさんに輝きました。
ほめてくださいね・・・
投稿者 しんさん : 2010年02月15日 08:18
しんさんの好みとは遠そうですね。
私は、このサイズでこの基本造形はなかなか気になってますが、
もっとオーソドックスにまとめた方が、その造形の良さが出たのでは?と思います。
早くも7ですか。
軽くて速いそうですね。
当サイトを最初の接続先に選ばれれことはすばらしいです。
しんさん好みのエロネタを増やさねばなりませんね。(^_^;)
投稿者 aw : 2010年02月15日 09:50
最近の日産って、一時のナカムラ・デザインを曲げて、
中華テイスト満載に振ってきておりますが、
日本人(私)の目からは残念な有様だなぁと映ってしまいます。
でもジュークは久々に「おっ!?」と思わせる作品です。
このサイズにこれだけのデザイン要素がテンコ盛りにされているのに、
破綻なくまとめられていて、十分個性的でもあります。
何と言うか「野生のマーチ」みたいなイメージも。
二代目キューブに続いて新たな鉱脈を掘り当てたかも知れないですよ?
投稿者 おむ : 2010年02月27日 00:53
>「野生のマーチ」
お、うまい!(笑)
ちょっとてんこ盛り過ぎだし、
カツ丼に海老フライがのっかっているようなくどさはありますけどね。
三代目キューブのような危うさをはらみながらも、
攻めの姿勢には、共感します。
投稿者 aw : 2010年02月27日 04:06