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2009年12月09日
好対照なる二人の存在理由
勝間和代×香山リカ
今、一番世相を表す女性を上げるとしたら、この二人でしょう。
果して、「ライバル」と呼べるかというと、そう単純ではありませんん。
先日も、某テレビ番組で、カメラ越しながら対談してらっしゃいました。
メディアで伝わるイメージは、勝間氏は、ポジティブ&合理性の申し子、
香山氏は、ナイーブな精神主義的なようにみえますが、
実際の性格は、逆のように感じました。
勝間氏が出演される番組を見ながら、以前より感じていたことですが、
氏は、「場の空気が読めない」タイプの性格のようです。
これは、番組中で、氏自身もおっしゃっていたことで、それをコンプレックスとして感じてらっしゃるとか。
で、そのコンプレックスを跳ね除ける為に、問題解決にがむしゃらになる、というのが、彼女の活動の根底にあると思います。
コンプレックスという意味では、香山氏も同じですかね。
精神分析医を目指す多く人が、自分自身のコンプレックスを、合理的に解釈する為にその仕事を目指すといいます。
彼女の言葉の端々からは、そんな動機を感じることが出来ます。
で、たぶん、香山氏は、自分を精神分析することで、ある程度自分自身に「ケリをつけた」んでしょうね。
なので、現状で言えば、勝間氏はまだ自分との「戦いの最中」にある感じです。
より「ナイーブな状況」にあるのは勝間氏でしょう。
彼女達を好対照に際立たせるのは、「立ち位置の違い」が大きいですね。
一方は、「精神科医」、もう一方は「経済評論家」ですから。
これが逆だったら、彼女達の本は売れなかったことでしょう。:-P
勝間氏は、「現状打破の為になんとか頑張ってみる」な人を、
香山氏は、「頑張ったけど、もうダメ」な人を、フォローししてる?
つまることろ、今の社会で置かれている女性のポジションから来る不安が、
勝間氏や香山氏を必要としていってことなんでしょうね。
などと、考えているんですが・・・。
「女性差別撤廃への対応「日本は不十分」 国連委が勧告」(asahi.com)
「「解決策なきものもある」 香山リカさん近著」(asahi.com)
投稿者 aw@bitlog : 2009年12月09日 19:00
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コメント
あの対談ね、ちょっと見ましたが、勝間さんのパワーは苦手なので途中で逃げ出しました。
自分の能力をお金に換える そうそう それはわかるけど、そのとおり実行できるかなぁ....実行できる自分になりたいけど 無理だよって すでに負け組の私です。
リカちゃんも うーーーーん やはり苦手なタイプ。
私の友人の大半はフェミニスト(私には理解できません)、彼女たちは このお二人が大好き。常に突き進んでいます。
投稿者 ネエサン : 2009年12月09日 21:29
対談は見ていませんが、この御二人ともどうにも好意が涌きません…。
何と言うか、どうにもガツガツ感が強くて、「隙が無い」と言うより「隙間が無い」という印象(特に勝間氏)。
泳ぎ続けないと息の根が止まる、サメとかマグロの様に、勝ち続けないと生きて行けない無意識の強迫観念があるように見えます。
そんなアゲアゲの勝ち組感が、一部類似視線の人たちにウケてるんだろうなぁ、とは思うのですが、
まぁ、私しゃ興味無いですね。
投稿者 おむ : 2009年12月10日 00:21
私は、ご両人の本なども読んだことが無いので、内容に関してどうこうは言えないんですが、
対照的な人がいると引き立つんだな、って所に注目しています。
メディアも取り上げやすいですしね。
投稿者 aw : 2009年12月10日 09:33
経済評論家や国際政治学者先生たちの意見の対立が、恒常的になってきた気がします。
以前というより昔は「近代経済系」と「マルクス系」の対立でわかりやすかったですが、
今やマトリックスに敵か見方か判断に窮すほど、資本主義と共産主義でくくれない実情が多数
中華大国なんて、力走・暴走する資本主義そのものだもの、昨今のわが国なんぞは・・・
逆に計画経済的かもしれん、政治で経済を手動するのって共産主義じゃん
投稿者 しんさん : 2009年12月10日 17:17
政治と経済は別、って感じですね。
果して、日本はどこに向かって行くんでしょうか。
八方美人の施策じゃなくて、
試練にも耐えられるようなビジョンを示してほしいです。
投稿者 aw : 2009年12月10日 18:26