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2009年12月07日

やむにやまれず、自宅BAL

「今度の週末辺り、引っ越し祝いはどう?」

なかなか引っ越しのお披露目をしないからか、
しびれを切らした弟から催促がありました。
未だ、部屋も片づけ終えていないので、黙っていたのですが、
さすがに、これ以上の引き延ばし工作は無理なので決行です。
荷物は、何とかもう一つの部屋に押し込め、
さて、料理は何にしようかと考えた揚げ句、
頭に浮かぶのは、もうずーーーーっとありつけていないBALのメニューばかり。
世田谷を離れて2ヶ月以上。
港神戸のイメージとは裏腹に、目ぼしいワインバーも見つけられず、
もはや限界。
「もう、自分で作るしかない!」
引っ越しのお披露目をキッカケに、
自宅BAL計画を立てました。。

BAL風「豚バラ煮込み」と「ミートローフ」を作ろう!

メインは、赤ワインのためのメニュー、「豚バラのワイン煮」と「ミートローフ」に決定。
後は、サラダやパスタ系でオッケーでしょう。
ネットで必要な食材のリストを作り、
水道筋のスーパーへダッシュ。
殆どの食材を確保出来たものの、「豚バラ塊」が売り切れで無し!
肝心の食材がないとは!
すっかり日が落ちた中、一か八か「大安亭」の肉屋に望みをかけて、再びダッシュ。
件のお店では、商品も片づけられて、中で従業員が談笑していました。
ダメモトで尋ねると、冷蔵庫から出してきてくれました。
感謝、大安亭のお肉屋さん。

実は、「豚バラワイン煮」も「ミートローフ」もまだ作った事がありません。
初めて作る料理を人に振る舞うという企画は、正直無謀ですが、
まぁ、成せば成るです。
たぶんね。(笑)
イメージに近い仕上りのレシピをネットで検索。
後は、自分流にアレンジして、シミュレーションです。
頭の中で美味しく出来たところで料理開始。

まずは、煮込みに時間がかかる「ワイン煮」から。
最終イメージは、世田谷BALのメニューなので、十分に煮込まれて、スプーンでほろりと崩れるくらいの柔らかさ。
味は、若干の甘味と、酸味と苦味が入った大人の味です。
マスターから聞いていたレシピはすっかり忘れているので、後は「勘」ですかね。
つぎ足しソースの複雑な味が決めてですが、そりゃー無理。
基本はワインで、酸味はホールトマトを少々。
甘味は、たっぷりの玉葱を、じっくりと炒める事で。
複雑な旨みは、バルサミコ酢とビーフコンソメの助けを借りると。
コクにつながる苦味は、ワインの渋味と、アクを「取らないこと」。
香りを得る為にブーケガルニとセロリー。
こんなイメージでレシピを決定。

豚バラは、小振りにカットして、ハーブソルトを振って置きます。
塩が落ち着いたら、オリーブオイルを引いたフライパンで表面に焼き色を付けます。
片栗粉などでしっかりと密封する焼き方もありましたが、余計なとろみが付くと、焦げる心配があったのでパス。
煮込み用の鍋では、オリーブオイルとバターで、みじん切りした玉葱を弱火でじっくりと炒めました。
これをじっくりやるほどに甘味が出るはず。
アメ色になったところで、炒めたバラ肉投入。
さらにワインをドボドボと投入。
ワインが飛んだところで、水とホールトマトを手で潰したものを投入。
ついでに、ブーケガルニとセロリー投入。
沸騰したところで、火を弱め、コンソメとバルサミコ酢投入。
ここでブーケガルニは引き上げたいところですが、敢えて苦味を加えたいという自己流の判断で、しばらく入れておきました。
ハーブソルトで整えて、味をチェック。
ここで、ちょっと甘味が足りないように思ったので、オレンジのジャムを少々加えました。
これでひたすら煮ること5時間!
ガンバレー、肉!

さて、その間に、「ミートローフ」です。
世田谷BAL風ミートローフの特徴は、中に入った「干しぶどう」と「クルミ」。
いわゆる、「飲ん兵衛仕様」です。(笑)
これもレシピを聞いていたものの、すっかり忘れています。
なので、ネットのメニューを参考にしつつ、これまた「勘」ですね。

肉は、合挽きミンチ。
具材は、玉葱のみじん切り、パセリのみじん切り、パン粉、卵。
これを塩コショウして、粘りが出るまで、手でこねました。
さらに、決め手の干しぶどうとクルミを混ぜてコネコネ。
後は、オーブンで焼くだけ。
まずは、型に入れて、冷蔵庫で寝かせると。
と、ここで、オーブンで焼く為の器がないことに気がつきました。
ひょっとすると、片づいていない荷物のどこかに埋もれているかもしれないけど、
今から、その捜索を行うのは無理。
まぁ、フライパンでも出来るんですけどね。
ネットでフライパンでの作り方を確認後続行。

基本は、「皮のない巨大なソーセージ」です。
その型作りのためには、ラップを皮代わりにしてぶっといソーセージを作ります。
片側をねじり詰めてパンパンに張ります。
この状態で冷蔵庫で冷やして寝かせます。
理由は、味を馴染ませる為と、もう一つは、焼く時の型くずれを防ぐ為。たぶんね。
30分ほど寝かして取り出したあとは、いよいよフライパン様の登場です。
このままラップを外して豪快に蒸し煮しているサイトも見かけましたが、
ちょいと巨大過ぎて無謀そうだったので、アルミでラップすることに。
これなら、転がす時に崩れる心配はありません。
これで、時々ゴロゴロして全体に焼目をつけながら、フタをしたフライパンで蒸し焼きしました。
途中で、破れたアルミホイルから、脂分がかなり出ます。
それでも、30分ほどで、なんとか上手く火が入ったみたい。
このまま冷まして、完成です。
再び冷蔵庫で寝かせました。
この頃で、朝の4時頃。自分が寝たいです。
初めての料理なので、段取りが悪いです。

さて、味は・・・
実は、当日、慌ただし過ぎて味わえなかったので、
こっそり取り置きしていた分を今日、じっくり味わっています。
豚バラワイン煮」は、見た目BALのにそっくり。(笑)
味は、若干甘味が強すぎで、コクが足らず。
甘味は、ジャムが余計だったみたい。
それに、バルサミコ酢は先に入れて、酸味を飛ばすべきでした。
それでも、はじめてにしては、予想外に上手く出来ました。
評判も悪くなし。
これなら、調整次第でもう少し良くなるでしょう。

ミートローフは、干しぶどうとクルミが効いたようで、評判も上々。
でも、肉汁が抜け気味で、少しぱさつき感ありです。
フライパンで焼く時に、全体に火が入るのに時間がかかり過ぎて、中の脂身が溶け出た感じです。
熱したオーブンなら、一気に全体が熱せられて、脂身が閉じこめられたはず。
この点は、反省点ですが、脂を控えたい人は、後からオリーブオイルなどを加えると、
意外にさっぱりしていいかも。
肉は、出来れば、自分でミンチにするのがいいですかね。
そのほうが脂身のコントロール出来ると思います。
ともかく、はじめてにしては上出来です。
ミートローフは、色んな具材を使ったり、
色んなやり方があるようで、バラエティー豊富そうです。
オーブン用の器が発見されたら、色々チャレンジしてみましょう。

投稿者 aw@bitlog : 2009年12月07日 19:32

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コメント

男の料理 いいなあ....。

投稿者 ネエサン : 2009年12月08日 00:05

ツッコミどころ満載でしょ。(^_^;)

投稿者 aw@bitlog : 2009年12月08日 08:22

芸達者、マルチだなぁ。

なんもできないワタシ。

是非ウチの養子になってください、調理人で雇うと金がかかるので子供になって欲しい
年の差、1歳違いの養子で父と子・・・・なんか殺人や詐欺の一家みたいですね

投稿者 しんさん : 2009年12月08日 08:37

資産次第では検討の余地アリですかね。(^_^;)

まぁ、ワイン持参で神戸に来られる機会でもあれば、
振る舞いますよ。(笑)

投稿者 aw : 2009年12月08日 09:55

エライ!
記憶とイメージだけで、ここまでできるとは!
今度、ワインを持ってお邪魔しますよ。
よろしく!

話変わって、世田谷BALにも行ってこよっと!

投稿者 Nylaicanai : 2009年12月08日 13:15

思いの外、上手くいきました。
元来難しい料理ではないですからね。
まぁ、上手く出来たから言えることですが。:-p

投稿者 aw : 2009年12月08日 15:44

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