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2009年10月21日
農機具マニア?
農繁期なので、実家でお手伝いです。
すでに、刈り取りの終わった籾を、乾燥機、籾摺り、選別の工程を行います。
これらは、それぞれの機械です。
その昔、私が子供の頃は、まだ殆ど手作業ですべての工程を行っていました。
稲刈りはカマで刈り取り、束荷にして干します。
次は、脱穀でワラと籾に分離して、さらに、籾をムシロに広げて天日で乾燥させます。
そして、ようやく籾摺り。
それから、次々と機械化が進みました。
稲刈りは、「バインダー」と呼ばれる「稲刈り機」になり、
籾は、乾燥機で室内で出来るようになりました。
バインダーは、脱穀機能が付いた「コンバイン」になり、
乾燥機は、コンパクトになりました。
コンバインと田植え機です。
この他に、小さめに耕耘機と、たしかトラクターもあったはず。
かつては、一家総出で行っていた農作業は、機械化が進んで、ほぼ一人で出来るまでになりました。
でもね、わずか3枚の田んぼに、これだけの機械はいかがなものかと。
どう考えても、採算に合っていない気がします。
父曰く、「作業の時期がほぼ同時なので、それぞれそろえるしかない」とか。
でもねぇ、これらの機械が稼働するのは、1年365日のうち、精々1週間ほどですぜ。
これは、うちだけじゃなくて、近所のすべての農家が、これくらい、あるいはこれ以上の農機具を揃えています。
農作業用の軽トラは、マストだしね。
農繁期の時期は、地域によって微妙にことなるわけだから、
それこそ、すべてレンタルっつーか、流行の言葉で言えば「シェアー」でやるのが合理的な気がします。
父曰く、「農機具、肥料に農薬と、経費が大変なんだ。なのに、米の価格は安過ぎる」
だけど、これじゃあ、農機具を買う為に、米作ってる感じじゃない?
コストの掛け方が、ちょっと変でないですかね。
なんて事を、しみじみ思ってしまいました。
コンバインで収穫した状態の籾です。(多分ね)
昔は、わずか3枚の田んぼながら、こういうのが、何個か出来るので、米ってすごいですね。
横に少し見えるのは、「唐箕(とうみ)」。
風と重力で、穀物の殻と実を選別します。
小豆、蕎麦、米など、フレキシブルに対応していました。
昔は、動力は「手」でしたが、モーターや発動機が動力になりました。
現代の農機具では、動力源のみ交換するなんてことは、稀だと思います。
原理がシンプルが故、多用途が故の長寿農具だったのかも。
こういう道具には、エコのヒントがあると思います。
玉葱食べ放題です。
ちなみに、労働の対価として、新米を分けてもらいました。(^_^;)
投稿者 aw@bitlog : 2009年10月21日 19:03
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コメント
そうそう、バインダーってありましたね。
あの頃はウマ(って言う?)に稲を架けて のどかな風景でした。
そのあとで脱穀やらいろいろ.....ありましたね。
その写真の唐箕 めっちゃ懐かしいですよ~~。
いつのまにかコンバインになって 藁もなくなりましたよね。
そんなことを思い出しても、すぐに熱を出すひ弱な子ども時代に田んぼに手伝いになんていったことがありませんが 一応思い出ね。
投稿者 ネエサン : 2009年10月21日 23:36
うちでは「はでご」って呼んでいた記憶があります。
「ミツマタ」に「はでご」と呼ばれる棒を掛けたものが、「ウマ」だった可能性もあり。
地方によって呼び名は違うかも知れませんね。
その行為は「稲掛け」などと呼ぶそうです。
刈り取り>脱穀>乾燥>籾摺り>精米、って手順じゃなかったかな。
「苗作り」からすべて人手でやっていたころは、もんすごい手間がかかっていました。
その間に出る、藁、もみ殻、糠はすべて再利用されたはず。
コンバインが出てからは、藁はその場で裁断してばらまかれました。
私は、藁をカッターで裁断して飛ばすのが楽しくて好きでした。
今でも、小さな田んぼでは、「稲掛け」をしているところを見かけます。
投稿者 aw : 2009年10月22日 06:26
えっ、awさんのご実家ってファームホームだったんですか。
将来悠々自適かと思い読んでいくと、意外にそうでもないんですね。
高度成長期のサラリーマン家庭育ちのワタシには、よくわからない現実があるようですね。
昔子供の頃は当時の新興住宅地ゆえに、農家差別・蔑視的な現実があった気がします。
でも現在は「生産者の自負」を持って営農されている方や半分趣味と実益で活動される方等々
魅力を再発見される時代に変貌しつつあるのは良いことです。
それでもバブル期を引きづるような、土地成金もどきや補助金でパチンコするようなヤカラは
退治されてほしいと、何も無いサラリーマン家庭のヒガミもあります。
投稿者 しんさん : 2009年10月22日 08:44
「兼業農家」っすね。
父がリタイアした今は、専業ってことかもしれませんが。
農家は、「作物を作ってなんぼ」なのに、「減反」したほうが収入がいいなんておかしな話です。
だから、補助金で遊興に興じる人が出ても不思議じゃないです。
まぁ、散々出鱈目な農政を行ってきた党が、野党になったのは当然ですが、新しい与党の「農家の収入保障」も微妙です。
お金の前に知恵を出せ!って言いたくなります。
投稿者 aw : 2009年10月22日 11:02
実は今、こっち方面の仕事をしています。
大変ですよ、用語もわからないし。
圃場? 点播? 代しろ?
来年の田植えの時は、誘ってください。
見学させてもらいます(^^ゞ
投稿者 Nylaicanai : 2009年10月22日 11:28
え、「見学」?
「手伝い」の間違いですよね?(笑)
実は、ダメ長男だったので、もう稲作のことは、ノータッチでした。
あらためて、機械化の進行におどろいているほど。(爆)
でも、微かに子供の頃の、田植えや稲刈りの記憶はあります。
投稿者 aw : 2009年10月22日 11:57