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2009年08月16日

2009帰省ツーリング(往路)

今年は、早めにお盆の帰省ツーリングを敢行してきました。
コースは、いつもの、往路は福井経由、復路は郡上経由。
高速は、大変な渋滞らしかったそうですが、下道の私には関係なし。
今回は、引っ越しの運送も兼ねているので、車は1号のHR-V。
なので、往路はクネクネは外して、オーソドックスにいきました。
復路は身軽になるので、ロドではちょっと躊躇する林道もチョイスしました。
お気に入りルートは、こんなところ。
まぁ、若干、デンジャラスなところもありましたが・・・。

嫌いなものは、「渋滞」「信号」「黄色ライン」です。
甲州街道は、昔の街道の雰囲気が嫌いじゃないものの、
この黄色ラインのために、出来れば避けて通りたい道です。
いつもは、間違いなく秋山道をチョイスするところだけど、
今回は、おとなしく松本までR20で、そこからR158で、宿泊地の郡上白鳥を経由して福井まで抜けます。
途中の奥飛騨では、温泉休憩。
たぶん、20年くらい前に、バイクツーリングで訪れた平湯温泉神の湯です。
その頃の記憶では、受付の窓口もなくて、無人の料金箱くらいしかなかったと思います。
冷えた体を、木々に包まれた湯船で暖め、一息ついたことを断片的に覚えていますが、かなり曖昧です。
でも、湯船に入った感じは、確かに当時の木々に包まれた雰囲気を思い起こします。
今は、男湯と女湯に別れているけど、当時は混浴じゃなかったかなぁ。
まぁ、これも曖昧です。
ともかく、温泉は、穏やかな硫黄泉で、疲れが取れます。
そういえば、戦国武将がここで疲れた体を癒したとか。
そんな謂れにも素直に納得してしまう雰囲気があります。

飛騨高山の市内は、意外なほど観光してます。
観光の外国人が多いのも想像以上です。
2009年のミシュランガイドに、3つ星で掲載されているのは、大きな理由でしょう。
白川郷などとのセットでツアーを組みやすいというのもあるんでしょうね。
珍しく混み合うエリアを、観光客ウォッチしながら流しました。

高山市を過ぎて、高速のIC、飛騨清見と荘川間のR158白州街道は、高速が出来るまで、幹線道路として活躍してた道です。
道路は広い割に多くの車は高速を走るので、交通量が少なく走りやすく、コーナーは大きめだけど、地形に沿った、明るく雰囲気の良い道です。
ペースも準高速並なので、わざわざ高速を選ぶ理由はないでしょう。
快適ドライブを堪能したあたりで、この日の宿の白鳥です。
東京からは、400km弱。
実家までのほぼ中間点。1日で疲れなく走れる距離です。
郡上八幡で踊りたい気分はあるけれど、それは帰りのお楽しみ。

翌日は、なかなか良い天気。
R158は、白鳥ICのあたりにあるループ橋を皮切りに、
油坂峠まで一気に標高を上げて、その後、福井までの下りが続きます。
地形に沿ったゆったりとした快速道路で、ダム湖に続く谷沿いから、牧歌的な田舎道までの景色を愉しめます。
スノーシェードのバリエーションも見どころ。
山間から抜け出て、越前の豊かな平野が見えて来ます。

09IMGP5365.jpg

緑の水田の「海」のなかに、所々緑森の「島」が見えるこの風景は中々素敵。
私的ミシュランでは、星3つです。

この後、いつもなら素直に福井市に抜けるところ、
「いつもの」は退屈なので、大野市からR476を南下しました。
扉の写真は、峠を登りきって小野市方面を臨んだところ。
で、武生に抜ける近道としてnuviが表示したのがルートに入る入り口の看板がコレ。

「まぁ、HR-Vは一応RVもどきだし」と、今看板の本当の意味を考えずに突っ込みました。

明らかに、きっちり1台分の幅で、しかもオフロードです。
かなりの不安感はあったものの、「まあ、なんとかなるさ」って進行。
数百メートル進んだところで、道は、つづら折りになりました。
しかも、どうやら切り返しなしに曲がるのも難しそうです。
前夜までの雨で路面も緩そう。
この時、私の頭の中で、「危険!撤退せよ」の声が響きました。
どう考えても、危険です。
スタックしても通りがかる車もいないし、
転倒の危険すらありそうです。
ここで、撤退。
当然Uターンも出来ないので、そのままバックで戻ります。
あー、やばいやばい。
良い子は絶対にまねをしないように!

後は、素直にR8-R27と日本海沿岸を走ります。
まぁ、さらに海岸沿いのルートを走るのもいつもの通りですが。(笑)
そんな中、美浜のR27沿いに、なんとなく「臭う」ドライブインを発見!
新しくできたっぽい(実際、この7月25日に出来たばかり)この施設は、地元の食材メーカーの製造直販場所のようでした。
名前は、「千鳥苑」。
鯖のぬか漬け「へしこ」が名産のようです。
「へしこ」は名前こそ聞いたことがあるものの、食したことがありません。
いつもは、近くの「日本海魚センター」ってところでお土産を買ってますが、意外に値段が高かったり、そこのマグロ丼がイマイチだったりしていました。
そんなこともあって、このドライブインにビビッときました。
ここは、へしこを中心とした加工ものが中心のようで、売りのへしこや鯖の薫製など、色々と買い込みました。それでも、お値段安め。
この「へしこ」は、味で言えば、アンチョビに似ていますが、生臭さは少なくそのまま食せます。
糠で引き出された旨味は強烈で、一度食べて癖になりました。
東京に戻った後も、この味が忘れられず、思い出してはよだれが出ます。(今も)
フツーに白いご飯で頂くのは王道ですが、
アンチョビと同じく、「香辛料」としての可能性の高さを感じました。
和食は当然として、様々な料理にこの食材はいい仕事をしてくれることでしょう。
そんなわけで、速攻お取り寄せしてしまいました。
ああ、待ち遠しい。
ちなみに、ランチで食べたのがコレ。

イカの丼。
何でイカかってーと、イカほど鮮度で違いが出る魚介はないから。
獲れたのでイカは、透明で身もプリプリです。
で、地元で半端なイカは出さないと考えたわけ。
その予想はずばり的中。
こんな透明のプリプリイカの丼は、東京じゃ食えません。
最高ですぜ。

舞鶴までは、海水浴場巡りです。
これは、湘南辺りだと、車は前に進まなくなっているところだけど、
こっちは、フツーに流れます。
ビキニに目が行く衝動を抑えて、先を急ぎます。(笑)

舞鶴からは、由良川沿いに福知山に向かいます。
ツーリングマップルに「国道よりも県道のほうが走り良い」との記述がある通り、
多くの車は、R175を走るけど、実は並走して走るR55こそ美味しいです。
交通量超少なめに加えて、ほぼ全線に渡って「点線」のセンターライン。信号も少ないので、まれに「障害物」に追いついてもすぐにパスできます。
地形に沿った緩いコーナーと緩いアップダウンもあって、快適の一言。
生活道路なので、無茶は禁物ですが、地元車のペースも負けず劣らず速いです。
R175も走りやすい道でああるけど、イエローラインが多くて、交通量もやや多め。
ナビは、こちらを走りたがるけど、自信を持って無視しましょう。

福知山からは、いつものようにR429で宍粟市に入る予定でしたが、これが大誤算。
台風による雨で川が氾濫したり、峠で土砂崩れがあった影響で、3度ほどルート変更を余儀なくされました。
すこしずつ南側のルートを探って、なんとか抜けられた案配。
しかし、揖保川沿いのR29を南下してると、徐々にお雨による被害の様を見ることになります。
予定の1時間遅れで、実家着。
実は、前日に、母より叔母の実家が浸水の被害を受けたとの報を受けていました。
翌々日、豪雨被害を実感することに・・・。

投稿者 aw@bitlog : 2009年08月16日 21:17

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