「首都高・阪神除き高速無料化 民主公約、来年度から実施」(asahi.com)
とか。
いよいよ高速道路の無料化が現実味を帯びてきたわけですが、
無料化後をプチ予測してみました。
高速道路の通行量が一気に増えます。
これは、当然ですね。
では、高速道路に乗るクルマが増えるとどうなるかってーと、
まず、渋滞が増えるでしょう。
道路上は当然として、SA、PAなどの施設も飽和状態が予想されます。
まあ、これは普通の予測。
果して本当に機能不全に陥るほどの渋滞になるでしょうか?
ゴールデンウィークには、激しい渋滞で大変な思いをした方もいらっしゃるでしょうけど、
「1000円走り放題」は、「降りられない」「降りたくない」っていう心理から、混んでも高速に留まったクルマが多くて渋滞がひどくなったという批判もあります。
渋滞した時に、自由に高速降りる事が出来れば、ひどい渋滞は避けれるでしょう。
何より、いくら通行料がかからないとは言え、このガソリン高騰の折り、
そもそも無闇にクルマを走らせる人がどれくらいいるか、ってことです。
10km/Lのハイオク仕様のクルマで100km走れば、1300円以上かかりますから。
SA、PAの利用は明らかに増えるでしょうから、施設の拡充は必要でしょうね。
それらは同時にビジネスチャンスでもあります。
インターやSA、PAなどの高速道路関連施設には、様々な商業施設が増えることでしょう。
大手の小売りは元より、今まで道の駅などで展開していた地場の物産販売の施設も増えるはずです。
インターからの乗り降りが自由になるわけだから、インター近くの再開発も進むでしょうね。
自由な乗り降りには、今の出入り口の数は少なすぎですから、その数も増やさなくてはなりません。
最低でも、今の倍くらい。
なので、今の出入り口の中間くらいの土地が利用されるでしょう。
そろそろ不動産関係は動き始めているでしょうか。
物流への影響は大きいですね。
これまで、高い高速料金を避けて、深夜走行したり、一般道を走っていたトラックの多くが高速を利用するようになるでしょう。
渋滞との兼ね合いはあるでしょうけど、ドライバーの負担は減るはずです。
輸送コストが減りますから、物価にも反映されるでしょうね。
逆に、一般道の交通量は減ると考えるのが一般的でしょうか。
これが、下道ラバーな私には、もっとも有り難いことです。
でも、ルートによって、増える所も有るでしょうね。
高速と高速を乗り継ぐルートとか、
高速渋滞からの抜け道となるルートは逆に増えるでしょうね。
こればかりは、始まってみないと何とも言えない所ですが、
交通量が変化するのは間違いないでしょうから、
沿道での商売をしている人は、対応が必要でしょう。
他の交通機関への影響も大きいでしょう。
鉄道、特に新幹線などの運賃は下がるはずです。
この辺りは、海外諸国と較べても高過ぎだったので、良い刺激ですね。
フェリー各社には、厳しいでしょう。
そもそも、橋があるのにフェーリーが活躍出来たこと自体が、異常だったと考えるべきでしょうか。
首都高などの無料化は見送られるようですが、
逆に、市街地への流入規制は必要になるでしょうね。
地方から都市部への流入増加は、あきらかに渋滞を増やすでしょうから。
カーナビでは、ルート検索に工夫が必要になるでしょう。
いわば、すべて「一般道」になるわけですが、信号の数が全く違います。
なので、検索のアルゴリズムもそう言ったことを考慮したものに変える必要が出てきます。
ETCの設備はどうなるんでしょうね。
ゲートは撤廃されるでしょけど、もったいない。
有料道路などで再利用してもまだ余るでしょうし。
ETC端末の活躍機会は減りますね。間違いない。(笑)