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2009年05月04日
旧街道R93下仁田臼田線を行く
前夜は、とんでもなく残念ニュースがあったり、
どうやら、連休をActionScriptのお勉強に当てざるを得ない状況だったり、
わざわざ混んでる最中に行くこともないだろうということで、
遊びは、連休後に延期しようかと消極的に考えたものの、
前向きな清志郎の歌のメッセージを受けて、
気分転換の時間を持とうとことで、
1日だけのプチツーを決行してきました。
今回のルートはこれ。
目玉は、群馬から長野方面へのルートの一つ、R93下仁田臼田線です。
上越自動車道以南の群馬から長野方面への一般道ルートは、
北から順番に、「R254富岡街道」,「R93下仁田臼田線」「武州街道R299」。
一番きれいで、ラクに渋滞を走れるのはR254。多分ね。
R299は、国道と呼べるのはほんの一部。山の稜線を走る「舗装済み林道」と行った方が、ぴったり。
R93 は、県道です。路面の質で言えば、R299よりも悪くて、「さすがは県道」って感じですが、
歴史のある旧街道ってことで、沿線の風景には風情があります。
この街道までは、いつもの青梅>成木街道>秩父>R299>R45ってコース。
いつもは、南牧村でR45を北上して下仁田方面に行くところを、南下してR93に入りました。
いわゆる、宿場ですかね。
当然、宿場とし栄えたたことなんて、数百年以上前でしょうけど、
沿線の雰囲気というのは、長く残るもんですね。
旧い街道というのは、人や馬が歩くことを前提に考えられていたりするので、
雰囲気が全体に優しい感じがします。
道が地気に添って作られるので、曲がりくねっていて変化があるので、
絵的もいいアングルを得られることが多いです。
宿場というのは、大体歩き疲れたあたりにあるそうで、
宿場があったであろう集落から少し進むと、つづら折りの坂道が続きます。
今でこそ、バイクや車でラクに登れますけど、舗装もなかった峠道を、
荷物を背負って歩くのは、さぞや難儀であったことでしょう。
やっとの思いで峠を越して、そこに茶屋なんぞあれば、そりゃ入りますね。
ともかく、道は狭くて荒れてはいるものの、風情があるR93は、結構好きです。
乗用車でも問題なく行けますが、正直、サスペンションのストロークが少ない車は、楽しくありません。
比較的標高が低いところを走るがゆえ、通年通行することができるみたいだけど、見渡しは良くありません。
路面からの突き上げで、奥さんや子供さんからは、容赦の無い不満の声が上がるでしょう。
バイク、特にオフ系のサスストロークが長いバイクや、RVは、最適ですね。
ただし、嵩のある車は、すれ違いに神経を使います。
佐久市へ行ったのは、目的があります。
某車偏愛サイトで、佐久市でバルーンの競技大会があると聞きました。
気球は、ちょっと興味が合ったのと、旅の目的にはちょうどよかったので、まぁ好都合かなと。
大会名は、「佐久市バルーンフェスティバル」
大体の場所をnuviにセットして目的地に行きました。
近くまで行けば、色とりどりの熱気急がぷかぷか、なんて風景を想像していたんですが、
そんなのどこにも見えやしない。
会場の河川敷は出店も出ていて賑わってましたが、「気球は?」
で、イベントスケジュールを見に行ったら、気球が上がるのは、朝と夕方のみ。
「ガーン!」ですよ。
たぶん、日中やらないは、気温と風のかんけいでしょうかね。
調査不足でした。
昼間にやっていたイベントがこれ、トライアルのデモンストレーション。
おしゃべり上手なデモンストレーターの方が、ウィリー、ジャックナイフ、エアーターンなど、
基本的な技を披露してくれました。
みため、軽々とされてますけど、チャリで難しさを味わってる私としては、感心するのみ。
バイクで「ダニエル」は止めて欲しい。(^_^;)
ともかく、これはなかなか楽しめました。
当然、協賛はホンダなわけで、
会場には、インサイトを始めとしたホンダの売れっこを並べてました。
例の「カセットボンベ」で動作する小型耕耘機もありました。
どことなく、アシモに似てますね。(笑)
ホンダは、こういう催し物にちゃっかり出展するところが印象がいいですね。
肝心の気球を見れなかったことが残念だったけど、
夕方まではのんびり出来ないので、帰路につきました。
帰りは、R14佐久甲州街道を南下して甲州街道で帰ることも考えたものの、
さすがに渋滞の渦中に飛び込むのは、浅はかとの考えで思い直し、
R299で秩父経由で戻ることにしました。
まぁ、R299が渋滞するなんてあり得ないっすからね。(笑)
R299は、R93と違って、まさに山の稜線を走ります。
道の両脇が崖、みたいな箇所もあって、景色はなかなかの絶景。
でも、R93程でないにしろ、路面は良好でない箇所もあって、しかも、すべり止めの砂なども残っています。
なので、走り安さで言えば、R93の方が若干ましかも。
特に、今回は、一部完全通行止めで、他の林道を迂回していたりしたので、そう思います。
どちらも、中型までのオフロードバイクが一番ですかね。
坂道が続くので、小さなバイクだとややしんどいか。
佐久市に入って、すぐに気がついたのが、日本に2つしかない五稜郭の一つと言われる、「龍岡城の五稜郭」とこの「新海三社神社の鳥居。
多くの鳥居が今やコンクリートだったりする中、この鳥居は、かなり立派な木製です。
何年かに一度作り替えるんでしょうけど、それゆえに、信仰の強さを感じます。
今回のお伴は、BAJA。
乗る機械が増えたせいか、調子が上がっています。
エンジンの雑音が増えたことと、逆にピークパワーは減ったことで、「やれ』は相応なんですが、
やはり、乗りつけているほうが、よく回るみたい。
今回の走行距離は、380kmほどだけど、
どこまでもフラットなトルク、安定した操安性、長いストロークで柔らかいサスのおかげで、ホントに披露が少ないです。
安定といいつつも、立ちは強くなくて、割とペタッと寝てくれるので、舗装路のコーナーリングも苦になりません。
どこまでもよく出来たバイクです。
程度のいいBAJAが見つかったら、予備機として取り置きしたなぁ。
投稿者 aw@bitlog : 2009年05月04日 14:44
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コメント
おかえりやす。
楽しんでこられたようで。
最後の、佐久の鳥居はいいですね。
木造の鳥居なんて、久しく見ていません。
連休が明けたら、NCでリベンジしますから、この鳥居もコースに入れてくださいね。
投稿者 Nylaicanai : 2009年05月04日 18:29
いい鳥居でしょ。
なんつーか、こういうの見ると、
地域の気合いを混じますね。
リベンジはいいですが、
まずは体力をつけてください。
完調じゃないと、遊べませんから。
投稿者 aw : 2009年05月04日 21:36
病床に伏せられてるN氏を残し、飛び跳ねてこられた
・・・いや、飛び跳ねてるのを見てこられたのですね。
確かに良い形をした鳥居ですね!
掛けられてる縄は中尾さんの寄贈でしょうか、ネジネジ(^_^ゞ
投稿者 路渡カッパ : 2009年05月05日 08:50
意外に、ちゃんとした木製の鳥居って見かけないですよね。
御神木だそうです。
実は、「佐久」という地名は、「神様を開く」から来ているんだとか。
普段、ボーッと走ってるんですが、
もう少し地域の歴史や地理の勉強をすれば、もっと深く日本を知ることが出来るなと反省です。
投稿者 aw : 2009年05月05日 10:01