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多くのロードマップとの違いは、情報の「草の根度」ですかね。
他の地図は、割りと網羅的というか、当たり障りのない情報なのに対して、
この地図に書き込まれている、道路や食べ物屋の情報は、実際にそこに行って体験した人ならではの内容です。
如何に楽しく旅を出来るか、走れるか、という情報に溢れています。
なので、逆に時短出来な抜け道とかはありません。
ちなみに、取材陣には、加曽利さんを始めとした、旅の達人が名前を連ねています。
走って楽しい道は、紫のラインで囲まれ、一目瞭然。
懐の厳しいライダーのために、安くて美味しいお店の紹介も泣かせます。
バイカー向けらしく、Googlemaps（ゼンリン）にも出ていない林道の細かな記載もあります。
温泉もしっかり網羅。
これまた、冷えた体を温めたいライダーには嬉しい情報です。
私は、ツーリングでは、この地図を必ず携帯します。
カーナビは便利だけど、地図のように「俯瞰」出来ないのが弱点です。
この地図の唯一の弱点は、縮尺が小さいこと。
現在地点を確認する時に、目印を探しにくいんです。
目的地の付近まで行っても、なかなかたどり着けないこともあります。
でも、カーナビはこれを補えます。
Garminのカーナビは、画面も小さくて情報も最小限度ですが、ナビとしての基本性能は折り紙付きです。
それに、道路の番号がしっかり出るので、地図と相性がいいです。
ツーリングマップルで、おおまかの目的地やルートの計画を立て、
nuviに入力すれば、大まかな到達時間もわかるので、寄り道の計画も立てやすいです。
地図で全体図を確認していれば、仮にルート変更しても、目的地に到達出来ることがわかります。
地図の縮尺の小ささも補助してくれます。
その時のnuviの設定は、「Ｕターンしない」です。
nuviは、かなりの狭路でも「通れる」と言い張るので、注意は要りますが、
通れるかどうかの判断はしてくれます。
クルマの設定を「トラック」にすれば、狭路を走らなくて済むでしょう。
nuviのような２〜３万円で買えるようなPNDでも、このツーリングマップルがあれば、
20万円以上のカーナビ以上の使い勝手になります。

ツーリングマップルは、「北海道」「東北」「関東」「中部北陸」「関西」「中国四国」「九州沖縄」の７部になります。
それぞれ、隣り合ったエリアとオーバーラップしているので、買わなくてもいいケースもあります。
ちなみに、「中部北陸」は、富山と能登半島を除いて「関西」と「関東」にオーバーラップしています。
毎年「イヤーモデル」が発売されます。
内容に関しては、その年の１月までに確認されたもので、４月までの予測された情報を含んでいます。
実際の取材情報は、前年の夏ごろまでのもののようです。