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2009年04月05日
益子の戦利品
益子では、狙っていた器は、煮物やカレーを入れる椀とコーヒーカップです。
デザインは、特にイメージしていなかったんですが、
前回行った山梨の赤芝地区や、今回の益子に来てからのイメージが、頭の中にあったせいか、「土壁」のような器を見つけた時に、気持が固まりました。
今回は、自分で日常で使うものなので、使い勝手もポイントになります。
左上から、お椀(小)、お椀(大)、コーヒーカップ、お皿の4点。
小さい椀は、男用の茶わんを一回り大きくしたくらい。
ホントは、高台が見えないデザインが良かったですが、
使い勝手はこのほうが良好です。
熱いものを入れた時、高台があると、手が熱くないし、冷めにくいですから。
カレーを入れるとまさに似合いそうな色合いも気に入りました。
柄は、一見地味ですが、普段使いなのでこれくらいで良です。
それに、形や手に持った時の収まりや手触りも気に入りました。
形はすぐに目に付きますが、手に持った時の収まりは、やはり実際に触ってみないと分かりません。
「箸触り」なんてーのもあります。
お箸やフォークなどが、接した時の感じも日常使いでは大事なチャックポイント。
この椀は、なかなか気に入ったので、同じデザインのもう一回り大きな椀もゲット。
お皿は、一見似た色味ながら、仕上げはまさに「土壁」。
土壁が塗られた後、乾燥で細かなヒビが入ったような仕上げは、古食器な風情でなかなか趣深いです。
コーヒーカップもこの皿と似た仕上げ。
同じ製作元かと思います。
お皿ほどにヒビが目立たないのは、たぶん「汁」が入る事が多いから?
これも、極くシンプルな均整のとれた形とサイズが、希望に叶いました。
今日、早速、珈琲を入れて飲みましたが、ひとつ問題がありました。
匂いがするんです。
香の香りです。
この香りは、他のお洒落な店に入った時にたかれていた香のものです。
ひょっとしたら、ながくそこのお店で置かれていたものが、
そのお店では売れなかったので、こちらのお店に回ってきたとか。
そんな想像をしてみました。(笑)
陶器は細かな穴が空いているので、使う前に米ぬかを溶いたお湯で煮沸してその穴を塞ぐ処理をしますが、
その穴に、匂いの成分が閉じこめられたんでしょう。
そういえば、陶器の香料なんてーのもありましたね。
香をたいているお店で買う折りには、注意したほうがいいでしょう。
陶器は、風合いがいいですが、お手入れにも大事ですね。
投稿者 aw@bitlog : 2009年04月05日 20:30
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コメント
あれ、こんな渋いのを買ったんでしたっけ?
良いじゃないですか。
ところで、匂いの問題。
煮沸させてもダメ?
そういう経験は今までなかったので、新鮮(^^ゞ
投稿者 Nylaicanai : 2009年04月06日 01:41
「しぶい」でしょ。
まずは、日用使いなんでね。
煮沸させれば、取れると思いますけどね。
魚を食べながらビールを飲んだコップは、相当長く臭いが取れませんでした。
投稿者 aw : 2009年04月06日 07:09
質素全開の感じの陶器ですね
簡単に作れそう・・・で、絶対簡単でないので価値がある。
どんなに精巧で触感豊かな樹脂よりも、気持ち和むのは古来から身体に染み入るDNAのなせるわざかなあ。
投稿者 しんさん : 2009年04月06日 08:43
やはり、『土』の触感はいいですね。
私などは無粋な人間ですが、
それでも、興味が向くのは、日本人の侘寂のDNAが生きているのかも。
磁器と違って、用途や保存に気をつけたいですね。
投稿者 aw : 2009年04月06日 09:10