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朝の天気は、イマイチ。
午後から一雨ある、って話だったのに、早々に降ってきやがります。(汗）
最初に目指したのは、「酪農のさと」。
目当ては、もちろんアイスクリームです。

ところが、ここは、「酪農発祥の地」としての記念館やら、研究所がメインみたいで、
望みのアイスクリームは、箱入りしか見当たりません。
仕方がないので、館を一通りまわって、酪農の歴史を学びました。
ちなみに、いわゆる乳製品を初めて作ったのは、八代将軍徳川吉宗だそうで。
これ、クイズに出そうですね。（笑）
アイスクリームは、道の駅「ローズマリー公園」にて食しました。
この道の駅は、「シェークスピア」をテーマにした英国風味の強い施設です。

リンク先のサイトをみてもらうとわかりますが、
かなり、本気モードの「イングリッシュ・ガーデン」を目指している風です。
安っぽいメルヘンチックではなさそうですが、
はっきりしているのは、「オジサンの二人連れ」には、不似合いって事。（笑）
アイスクリームを食ったら、早々に撤収です。

次のポイントは、Ｎ氏お薦めの鯨肉料理のお店「ピーマン」。
頂いたのは、2000円の膳。

子供の頃、給食にクジラ肉の大和煮や唐揚げが出ていたものですが、
なんでも、今はとっても高価な食べ物になっているとか。
膳には、ベーコン、刺し身、かつ、唐揚げなどのクジラ肉料理が並びます。
どの料理も丁寧に作られていて本当に旨い。
ヒジキも地のものだし、おからには、落花生が入っていて、香ばしいです。
非常に満足度の高い料理でした。
唯一の難点は、「飲めない」こと。
泊まりで来ないとダメですね。

お腹も満足したところで、次に目指したのが、「七里川温泉」。
千葉は、温泉が多くはないですが、その中でも珍しい硫黄系の温泉。
ネットで評判を見て行ったんですが、これがなかなかのユニークな温泉でした。
見た目は、ちょっとクラシカル、というか、正直「やれた」旅館崩れ風。
建物の近くには、かなりの数のクルマが駐車していて、意外にも賑わってる様子です。
玄関を入ると、そこは、炭火の囲炉裏がいくつかあって、多くの人がそこで飲み食いしています。
中は、外にも増して雑然として、非常にフランクな感じというか、開放的というか、
一言でいうと、「散らかり放題」（笑）。
やや無愛想なフロントの女性に入湯料の800円を支払い、浴室に向かいましたが、
廊下には、やはり「雑然」とお土産物が積み上げられています。
お風呂は、内湯と露天に別れていて、ほのかに硫黄の臭いと黄色みのかかった感じ。
硫黄泉とは言いつつも湯の花などは見えませんが、まずまずの泉質でしょうか。
北関東のレベルからみると、値段はやや高めかと思いますが、
たぶん、競争が少ないせいでしょう。
お湯から上がって、休憩室を覗くと、カラオケをガンガン歌っていたり、やっぱり散らかり放題の中で、皆さん休憩中。
そこら辺に、食い散らかしたスナック菓子の袋なんかが落ちてるけど、皆さん気にする素振りもなくごろ寝です。
なんか、ものすごーく自由な感じです。
フロントの近くにネコがいたので、その脇に座ると、かってに膝の上に上がってきてリラックスしているし、
外には、放し飼いのワンコがいるし、ホントにみんな自由。
囲炉裏での飲み食いは、持ち込みが「自由」だそうで、まさに何でも受け入れる自由が、ここにあります。
相当にインパクトがある、「自由な七里川温泉」ってのが感想です。

この後は、一路うみほたるを目指し、千葉を離脱しました。
うみほたるからの走行距離は、200km足らず。
走りの方はやや不足気味でしたが、クジラと自由が満喫出来たツーリングでした。