2009年01月06日
ハラハラ復路
往路では、意外に暖かかったお天気に調子こいてしまい、
Uターンという情けない有り様を、二度までも晒してしまいました。
復路では、そんな愚行を繰り返しておられません。
「期待」をされた方には申し訳ないですが、手堅いルートを取らせていただきました。(あたりまえ)
お天気は、正月こそやや冬型で気温も下がったものの、
私が帰る4日5日は、再び暖かい日となりました。
まったく、日頃の行いが良いと、こうもお天気に反映されるのかと呆れるほどです。
な具合なので、最低限、往路でのルートは確約されたも同然。
とは言え、全く同じルートといくのは、つまらないし、時間もかかります。
R303は、気持ちよく飛ばせるので取りあえず走り、
その後、関からは大人しく19号線に入り、北上>権兵衛>杖突という無難なルートにしました。
ルートマップは、こちら。
岐阜のあたりは、R21でR19に入るのが普通ですが、それはあまりに普通すぎでつまらないので、少し捻りました。
実は、帰りのルートを調べると、こんなサイトを見つけました。
「キング・オブ酷道」
やばい響きです。
でも、情報を見る限り、通行不能。
しかも、バイクならともかく、そんなデンジャラスなアドベンチャーに、2号を駆り出す訳には行きません。
しかも、帰省の途中だし・・・。
ま、とりあえず「入り口」まで行って、R418の様子だけ見てみようということで、こんなルートになりました。
で、ちょろっとR418を走ると、昔の街道の面影があります。
町並みなんかもちょっと寂しい感じでらしい雰囲気。
暫く走って、南下する「つもり」でした。
別に、ブログネタになる気なんかこれっぽっちもなかったのに・・・。
右折するポイントを見誤ったと言うか、
気がついのは、どんどんR418を分け入った後でした。
「うげぇ、とんだトホホ野郎じゃんか!」
まぁ、適当な場所でUターンしようと思って走っていると、どんどん進んでしまいました。
つかねぇ・・・「怖い」んですよ、クルマを停めるのが。
こんな橋やら、朽ちた建物があったりして、
昼間なのに、「何か」出てきそうな気がするのよ。
いきなり熊とか鉢合わせたり、
殺人現場に鉢合わせて、犯人と目が合う、なんてことを想像してしまう雰囲気なんですよ、マジで。
こんな時思うのは、「ああ、屋根のあるクルマにしておけば良かった」ってこと。
もう、目一杯後悔しながら走っていると、分岐に来ました。
右はR418、左は、県道353号線。
分岐とは言え、R418は、「通行止め」とあるので、R353しかありません。
うう、どうしよう。
さっきの道を戻る勇気もなくて、ナビでチェックすると、
どうやら、回り道ながら恵那までつながっているみたい。
ってことで、R353です。
ところが、走って暫くして再び後悔。
予想はしていたけれど、紛れもなく1車線の「林道」ですぜ!
しかも、人の気配なんてゼロ。
岐阜県山中真っただ中。
万一、故障、もしくは脱輪なんてしたって、だーれも通りかからないでしょう。
さっきから頑張って走ってるんだけど、ナビの自車位置があまり変わらないのは気のせい?(汗)
ここで、プチ情報。
山の中の道は、くねっているので、地図でみるよりもずっと距離があります。
変な汗がツーっと背中を伝います。
山中を抜けるには相当な時間がかかりそうなんだけど。
しかも、「抜けられれば」の話。
途中で道が落ちてる可能性だってあるじゃん、冷静に考えればさぁ。
ああ、怖いなって言わずに何とか引っ返せばよかった・・・。
運転を愉しむ余裕なんって、とっくの昔にないっつーの。
とにかく、道が繋がっているとことを信じて走るだけ。
すっかり、トホホ気分満タンで走っていると、人家発見。
もう、どれだけ安堵したことか。
人影は全然見えなかったけれど、人の生活の匂いだけでホッとします。
ああ、文明最高!。
それが、岐阜県加茂郡八百津町潮南ってとこ。
扉の写真はそこの中学校?
こんな山中に集落があるってことに驚きました。
そこからは、流石に道路も広くなってね、ほぼ快走。
ああ、やっぱりオープン最高じゃん!(笑)
このルートがこれ。
私が入ったほうからはあまりオススメ出来ないけど、
このあたりの、GoogleMapを拡大しないと出ないルートは、これから大いに開拓する価値があるかも。
うーん、災い転じて?ってことで(笑)
市内を通るR418沿いにあった「日本昭和村」。
温泉かと思って、「昭和銭湯 里山の湯」ってーのに入ったんだけど、温泉じゃないかも。
謳ってないし。
それでも、武家屋敷みたいな建物は風情があるし、露天もかなり開放的で、リラックス出来ます。
この「どぶろくアイス」は、米麹入り。
ノンアルコールと謳ってるけど、正直飲めない人は止めたほうが吉。
そんなわけで、なかなかハラハラな復路になってしまいました。
総走行距離:1565km
平均速度:50.8km/h
平均燃費:約13km/L
【ムービー】
・往路ー郡上から琵琶湖まで、R256-R303ダイジェスト
・往路ーサバ街道から佐々里峠を目指すも退却
・復路ーハラハラのR418からR353
投稿者 aw@bitlog : 2009年01月06日 16:24
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コメント
おかえりやす!
ビデオにも、雪のかけらも写っていませんね。
温暖化、恐るべし!
ということで近々、今年の企画会議をしますか。
投稿者 Nylaicanai : 2009年01月06日 21:44
映ってませぬか?
まぁ、路面にがなさそうだけど、
山陰は、暖かくても注意です。
ここに映っていない映像もあります。(笑)
投稿者 aw : 2009年01月06日 22:14
お腹いっぱいワインディングを楽しまれたようで!
猪狩かって道も多々あったようですが・・・(^_^;ゞ
Uターンするのって勇気がいるつーか、決断がつかず、行ってまえってことがよくありますよね。
ガソリンに余裕があればですが・・・
投稿者 路渡カッパ : 2009年01月06日 22:47
お腹は一杯ですが、まだまだ美味しいものがたくさんで、振り切るのが大変です。(笑)
田舎道走っていると、NCは燃費良いですね。
10.15モードと同じなんて、正直ですね。(笑)
投稿者 aw : 2009年01月07日 08:22
遅ればせながら、謹賀新年。
ということで、なかなかアドベンチャーな帰路でしたね。
岐阜の山中って、すんごい人外魔境なんですか?行ったことないので、awさんのレポートからの想像ですが・・・
一人ぼっちの心細さがヒシヒシと伝わりました、でも日本ってすごいですなあ、
道理ではあるのですが、道のあるところには必ず人が住んでいるんですものね。
ただ、遭難して生還したらawさん全国区ですぜ!、このブログも全国区に躍進しますよ、
と超無責任に今年も参加させていただきますね。
投稿者 しんさん : 2009年01月07日 08:40
おめでとうございます>しんさん。
別に地元の人にとったら、単なる「地元道」でしょうけどね。
後から調べると、それほど山深いわけでもないですが、外の人が立ち寄るエリアでもなさそうです。
ナビや地図には住居が見えないので、けっこう焦ります。
でも、R418だけは、正直走りたくはないです。
投稿者 aw : 2009年01月07日 08:55
ずっと青空だったみたいですね。
おかえりなさい。
ご無事で何よりです。
山の中って不安になるでしょ!?
国道って名ばかりの「林道」、だーーれもいないってこんなに怖い、民家の存在だけでもホッとします。
その上うちの夫はクネクネ山道を走ると車酔いします。(>_
投稿者 ネエサン : 2009年01月07日 10:05
お天気が良かったばかりか、暖かかったですね。
オープンで走っていても暖房不要な時もありました。
私も、体調が悪い時は、クネクネで気分が悪くなることがありますよ。
走り屋の友達でも、横に乗っていると酔うようです。
自分で運転しないとダメみたい。
投稿者 aw : 2009年01月07日 10:41