2008年04月02日
日英合体のB級グルメ
新宿の、通称「大ガード」から新宿西口方向にある「思い出横丁」は、かつて「しょんべん横丁」というファンキーな名前で呼ばれていましたが、
その中ほどにある「つるかめ食堂」というありがたい名前の大衆食堂の「ソイ丼」です。
修理に出していたOptioXの受け取りの途中、ちょっと立ち寄ってみました。
この一帯は、戦後の闇市の面影を残すコアな場所でしたが、
ずいぶん以前に火事で消失して、その後再興されました。
ソイ丼は、挽肉カレー+大豆にハムが一枚のった、腹ぺこ向きのメニュー。
味は、私には少々濃いめで、不味くはないけれど、繰り返し食べたくなるものでもありません。
でも、この日本語と英語(Soy beans「大豆」)が合体した名称は気になります。
調べてみると、「Soy」というのは、日本の「ショーユ」からきているそうです。
大昔に日本に来た外国人が、醤油について訪ねた時、「ショーユ」と答えた事から、
その原料に使われる大豆を、「ショーユ・ビーンズ」>「ソイ・ビーンズ」となったとか。
「大豆丼」と言わずに、「ソイ丼」と“ハイカラ”な名前を付けたのは、
戦後の闇市という時代背景を考えると、深いものがあります。
「アーサーの日本語つれづれ草」 米国人アーサー・ビナード氏の日本と日本語にまつわるコラム。面白いです。
投稿者 aw@bitlog : 2008年04月02日 11:04
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コメント
1年に1回くらい食べたくなるものって、ありませんか?
ソイ丼も、そのひとつ。
正直、そんなに美味しいとは思わないんですが(^^ゞ 忘れた頃にリピートしたりします。
投稿者 Nylaicanai : 2008年04月02日 15:05
年に1度なら、ですね。
決して美味しくはないけれど、
忘れた頃に、「さてどんな味だったっけ?」って食べる感じです。
たぶん、そのお店にしかないものだからなんでしょうね。
投稿者 aw : 2008年04月02日 15:35