« エセてつおの部屋 | メイン | 冬の朝コレクション03/01 6 : 30AM »
2008年03月04日
マツダコレクション-04
小型のオート三輪では、ダイハツのミゼットが有名ですが、同時期にマツダが作ったのが、k360。
さて、子供の頃見たのが、果たしてどっちだったか。
たぶん、どちらも目にしていたと思います。
違いは、マツダの方が、少し長くて、やや上級車っぽイメージ。
MGミジェットとMG-Bの違いとでも言うか・・・。
ダイハツの方が、ガジェットっぽいですかね。
デザイナーは、小杉次郎。
この人、いわば日本の工業デザイナーのハシリみたいなひと。
ボンネットの丸さもステキだし、
mazdaのロゴの入れ方なんて、粋なこと。
この長ーいフェンダーミラーが懐かしい!
走っていると、けっこう振れたはず。
古くなると、根っこの部分が錆びてポロリとなっちゃうんですよ。(笑)
ミラー部分が緩くなってだらりとひっくり返ったりもしてました。
このちっちゃなドアノブかわいいっすね。
今の車とちがって、ムクの金属なので、使い込むほど味わいが出ます。
R360クーペです。
デザイナーは、当然、小杉次郎。
クーペというだけあって、同時期のスバル360と較べると、今に繋がるモダンな造形が目を引きます。
リアビューなんて、まるで飛行機のキャノピー。
車重は、なんと380kg。
2人乗りです。
このロゴの入れ方なんてエレガントですね。
文字が一つ一つ独立していると、組み付けが面倒なので、
今の車はやりませんが、デザイナーの拘りが見えるところです。
初代「キャロル」です。
この車は、子供の頃のかかりつけのお医者さんが乗っていたので、良く覚えています。
当時は、スバル360にしろ、キャロルにしろ、リアエンジンというのは、一つのトレンドだったようですね。
FFの技術が確立していなかったので、スペースと軽量化の選択肢であったんでしょう。
「走る絶壁頭」って可哀想な言われ方をしていたそうですが、なかなか個性的です。
このおかげで、リアトランクが長くなって、セダンらしさが出ています。
最近では、トヨタのWill viが、同じような「絶壁」になってます。
リアエンジンなので、当然、リアに、エアーアウトレットがあります。
このリア周りのフィンは、複雑な形状です。
当時の加工技術絵を考えれば、
今なら、絶対に製造部門が首を縦に振らないでしょう。(笑)
禁断の下回り。
補機類が無い分、今の車よりもすっきりしてそう。
妨錆塗装が、南部鉄瓶みたい。
ここからは、貴重なモデルらしく、ガラスを隔てた別室に展示されています。
すばらしい保存状態です。
って、実は、この3台は、模型です。
全長40センチ前後。
良く出来てます。
これで、マツダコレクションはお終い。
ル・マンマシンを撮らなかったのは残念。
機会があれば、行って見てください。
投稿者 aw@bitlog : 2008年03月04日 15:29
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bit-motors.com/~artworks/mt/mt-tb.cgi/1243
コメント
えっ、後のほうは模型ですか
awさんの撮影が絶妙なのか、当時の車が模型のレベルだったのか・・・前者のほうとしておこう!
でも本物と疑わずに読み進みました
マツダキャロル、近所のオジサンが乗ってました
幼心(子供心?)でみてもカッチョ悪いと思いました
でも今見るとコレもありかなあ・・・ルノーなんてこんな感じだし、実際ちょっと欲しかったりしたし・・・
しかしカリアゲ君みたいではあります。
投稿者 しんさん : 2008年03月04日 19:07
キャロル、いいですよねぇ。
コストがかかりすぎていたとの記述を読んだことがありますが、このデザイン、アルミエンジンetc だと納得です。
オートザムからレビューが出たとき、キャロル復活と感じたんですが、売れませんでした(^^ゞ
投稿者 Nylaicanai : 2008年03月04日 19:27
>しんさん
一応、実際の目線を考えて撮りましたけど。(^_^;)
子供は正直ですからね。
そりゃぁ、「カッコワリィー」でしょうね。
>Nylaicaniさん
そう、凝った車だったんですよ。
アルミやマグネシウムを使って軽量化を頑張ってたそうです。
投稿者 aw : 2008年03月04日 22:46
軽三輪と言えばミゼットが代名詞のようですが
このK360(ケサブロー)も人気あったようですね。
オート三輪もダイハツとマツダはガチンコでしたが
マツダの方がデザインが美しく魅力的。
小杉二郎氏、略歴などみても半端な人物じゃ無いですね。
スバル360、R360クーペ、初代キャロル・・・
僕らが中学校の教員ガレージに並んでましたよ。当時の先生の顔が浮びます(; ̄ゝ ̄)トオイメ...
投稿者 路渡カッパ : 2008年03月05日 10:56
キャロル懐かしいです。
小学生の頃でした。
母が乗っておりました。あの頃は道もでこぼこだったわ。
ちなみにミゼットも母が実家の仕事を手伝うのに乗っておりました。母が免許をとって最初に運転したのがミゼットだったんじゃないかな。
そういえばWillをみたときに キャロルを思い出しました。
やっぱりあの絶壁はインパクトありましたよね。
投稿者 ネエサン : 2008年03月05日 11:01
>路渡カッパ
そうですね、ケサブローのほうが、ディテールに凝ってますね。
すごいでしょ、小杉次郎。
聡明期にして、すでに相当にレベルの高いインダストリアルデザインです。
物真似でない日本のデザインがあったということです。
ある意味、マツダのDNAの一つになっているような気もします。
>ネエサン
けっこう売れたみたいですね。
よく見かけた記憶があります。
でも、幅1300ミリとか。
昔は、こんな小さな車に、家族がギュウギュウになって乗っていた事を思い出します。
今は、方触れる事もないくらいに、広い室内の車ばかり。
ギュウギュウが楽しく見えてしまうのは、ノスタルジーでしょうか・・・。
投稿者 aw : 2008年03月05日 15:32
古い車っていいですね。
投稿者 LFA : 2014年03月25日 00:42
>LFAさん
すごくピュアなところが魅力に思えます。
投稿者 aw : 2014年03月25日 12:58