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2008年02月14日

ハイランダーVS森の住人、通勤対決!

HR-Vとフォレスターの対決です。
まぁ、避けて通れないですね。
フォレスターは、HR-V購入時の候補の一台であったと言う意味で、因縁の対決です。
数日、フォレを、HR-Vと入れ替えて通勤快速として使い、比較しました。
通勤コースは、自宅がある町田から世田谷の環七を越したあたりにある某アジトまでの25キロほど。
渋滞を避けて、裏道の連続なので、若干の高低差があったり、
狭い道の連続だったり、
アクセルを一定にしている時間が短いコースと、
仕事で打ち合わせに向かう、渋谷青山銀座の都心渋滞コース。

【朝】

今どきのクルマなので、エンジンの始動性に問題はありません。
どっちもサクッとかかりますし、アイドリングも静か。
ともに、オートエアコンで、最近の寒い朝は、エンジン保護の為、エアコンが始動するまでは数分かかります。
エアコの効きは、意外な事にHR-Vの方が良く効く感じ。
雪国に強いフォレスターの印象があったので、これは意外。
HR-Vは、足下と、少し手前のベントから暖かい風を感じますが、
フォレは、足下からのみで、それに少し弱いようです。
もちろん、温度設定を上げれば強めに出てきますが、全体として、エアコンの設定は控えめです。
サイトで調べると、メーカーの方針のようで、通常の暖房では、顔に温風を当てないようにしているようです。
まぁ、このあたりは、エアコンの性能というよりは、暖房の仕方の違いでしょう。

朝は、急ぎ気味だし、元気なので、ペースはやや速め。
HR-Vでは、スイスイとハンドルを切って行くところ、フォレは、やや多めにハンドルを回す必要があります。
といっても、ダルな感じではなし。
実際のところ、ステアリングの剛性感はフォレの方が高そうで、
タイヤから伝わる路面の感じは、フォレの方が分かりやすいです。
HR-Vは、少ないハンドルさばきでクルマの向きかわるシャープな味付け。
でも、ステアリング剛性は、フォレほど感じなくて、路面からのインフォメーションは少なめです。
ブレーキなども、比較的初動より良く効くHR-Vに対して、フォレは、強め踏むと効く設定。
共に、サスペンションストロークが長めのクルマである事もあって、コントロールしやすいですが、
舗装路では、HR-Vの方が良く効くと感じる人は多いでしょう。
フォレは、コントロールの幅がより広い感じ。
先日の雪道ではこれが大いに役立ちました。
乗り心地は、当然フォレがいいですが、
朝は「元気』なので、HR-Vの小刻みな揺れも、ちょうどよい刺激に感じます。

狭い道をゴーストップを繰り返して行く朝の通勤では、HR-Vの軽量で活きのいい乗り味は、合ってそうです。

【都心の渋滞】

IMGP7668.jpg

コースは、いつもの世田谷>渋谷>青山>銀座コース。
若干の抜け道もあるけれど、ほぼ、メインストリートの渋滞に塗れるしかないコースです。
朝の通勤の「ゴーストップ」と違って、「ゴー・ストップ、ストップ、ストップ、ストップ、」って感じ。(^_^;)
路面は良いし、スピードも遅いので、乗り心地の違いもハンドリングもあまり問題になりません。
遮音性はフォレの方が高いので、リラックスは出来ます。
HR-Vは、元気のいいバイクが横を通るとびっくりするくらいに、遮音性は「ない」と言いきっていいくらい。(笑)
ダラダラ流れる渋滞は、当然オートマティックの天国。
ま、慣れてるから、マニュアルもそんなに苦じゃないですけどね。
たまに、右折車線が詰まって、左に車線変更して前に出たい時があるけれど、
この時ばかりは、ATはダメです、私。
慣れなんでしょうけど、アクセルを踏んでから加速するまでのタイムラグが読めない。
そこそこ流れている時も、ATビギナーな私は、勝手にクルマが走っていく怖さを感じで、ついついブレーキを踏みがち。
まるで、初心者の運転みたい。(汗)

両者は共にSUVとして低めながらも、高目の視点と小振りな車体なので、クルマで詰まった大通りの走行はラクです。
共にミラーも大きめで、死角は少なめ。
周りに多くのドライバーの視線を感じる都心では、フォレの視界の良さは、逆に中が見え過ぎる感じ。
最近のクルマは、やや閉鎖的なグラスエリアのクルマが多いように感じますが、
混みあった場所でのプライバシー確保の意識が働いているのかも知れません。

【帰宅時】

へろへろに疲れた後、
フォレとHR-Vの、高からず低からずのちょうどいい高さのシート高は有難いです。
特に、フォレの高さは、もう「いらっしゃいませ〜」っていうくらいにちょうどいい!
Aピラーも立っていて頭がぶつかる事ないし、ドアの長さも短めで開けやすいし、
ほんま、器量良しです。
HR-Vは、Aピラーが寝ているので、稀に頭をぶつける人がいます。
フォレは、キーシリンダーの周りが光るのも親切装備。
ライトの明るさは、ハロゲンのHR-Vのほうが明るく感じます。
フォレは、プロジェクターヘッドライトだけど、イマイチ「明るい!」って感じはしません。
もっとも、フォグを点灯すると、途端に明るくなります。

ほぼ深夜の帰宅なので、クルマの流れもまずます。
なので、抜け道は通らず、ほぼ世田谷通り一本。
マイペースなクルマさえ居なければ、そこそこ不満の無いペースで走れます。
世田谷通りの路面は、「川」を超えるまではまずます。
そこからは、あきらかに道路にかけるお金が違う感じ。
そうなると、クルマの乗り心地の差が出てきます。
朝、適度にアドレナリンを刺激してくれたように思ったHR-Vの乗り心地ですが、
仕事で疲れた帰宅時は、正直しんどい!
「ああ、ここのギャップは厳しいナー」ってところでも、ペースが速いし、行くしかありません。
ガタン、ガタガタ、って感じで、クルマ全体が揺れます。
同じギャップをフォレで行くと、ほとんどサスとタイヤが吸収してくれるみたいで、
ボディーにイヤな振動は伝わりません。
これがありがたい。
帰宅時でも、元気な時。「よっしゃー、乗るぞぉー」って気分の時は、
HR-Vの刺激がいいんですけど、疲れた時は、やっぱフォレの優しさが嬉しいです。

【結果】

毎日HR-Vに乗っていると、時々優しさがほしくなります。
特に、歳を取る毎に、その傾向は強くなるでしょう。
毎日フォレばかりだど、もう少し、刺激が欲しくなします。
そんな好対照な、共に良きクルマです。

投稿者 aw@bitlog : 2008年02月14日 08:46

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コメント

超~~わかりやすい評価記事です
やはり同型のクルマに乗る者ゆえの「ウンッ・ウン納得」があるからですね
たしかに年のせいか、乗り心地に難あり感のHRVです

朝は元気で、夜はヘロヘロとのことですが、awさんのことですので真夜中はギンギンだったりして
わたしなんぞ精神年齢と肉体年齢が実年齢に対して上下に大幅に開いていそうで、
普段は一日中かったるいのに、遊び前日はワクワクで眠れない?・・・

投稿者 しんさん : 2008年02月14日 11:19

NCといい、HR-Vといい、
ぶっちゃけ快適さは二の次のクルマばかり乗っていると気がつかないんですが、
少しでも乗り心地のいいクルマに乗ると、進化を実感します。
なかなか歳を取ると厳しいクルマだと思いますが、
しんさんも良く続いてますよね。
正直感心します。(笑)

投稿者 aw : 2008年02月14日 18:29

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