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2008年02月03日
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!四駆。
昨日は、トピックの多い一日でした。
念願のNC16インチ17インチ比較を行う事が出来たし、
オープン乗りのユニークな婦女子に会う事も出来たし、
旨い讃岐うどんにありつく事も出来ました。
そのトピックの一つが、これ、フォレスターの納車。
納車は店頭引き渡しなので、自宅からスバル系中古ディーラー「カースポット相模原」まで出向かねばなりません。
担当さんにアクセスを訊いたら、最寄りの駅から、5キロ。バスは1時間に1本ほど、って話。
さすが、地方都市相模原。ディーラーや中古車屋が多いはずです。
担当さんは、最寄りの駅まで迎えに行きますと行ってくださったんですが、
天気も良さそうだったので、久しぶりに亀号を引っ張りだしました。
目的地までは、20km弱。
都心と違って信号が少ないので、意外に早く着きました。
穏やかに迎えてくださった担当さんから、すぐにクルマの説明を受けます。
車検証やら保証やらクルマの各部の説明やら。
一般保証は、3年5万キロ、エンジンやミッションなどの基本機器などの特別保証は5年10万キロです。
HR-Vは、確か、3年3万キロじゃなかったかなぁ。
メーカーや車種によって違いがあると思うので、
そういう意味では、フォレスターが、「ややクラスが違う」ということ何でしょうね。
店頭で納車を待っていたフォレスターは、入念に清掃された感じでもなかったけれど、1600kmの走行距離らしく、十分に新車の風情です。
父親用のクルマとはいえ、散々リサーチして選んだので、それなりに感慨もあります。
亀号を荷室に積込み、キーレスエントリー機能がついたやや大降りなキーをもらって車上の人になりました。
#カースポットの小杉サン、ありがとうございました。
「これからほかのディーラーにも廻るんですけど、出来ればまたここに伺いたいんで、そんな気にさせる値段を提示願います」って私の申し出に、「男らしい」提示をいただきました。
にもかかわらず、電話のたびに「小池サン」って間違う私に、その都度、「小杉です」ってやさしく訂正いただきました。
フォレスターのハンドルを握るのは、8年ぶり。
HR−Vを買うときに、候補のひとつであったので、試乗して以来です。
その時は、一世代前のモデル。
気持ちはほぼ、HR−Vに決まっていたんですが、当時から走破性に定評があったフォレスターは、気になる存在でした。
乗ったのは、たしか、ターボ車。XTだったかな?
穏やかな乗り味と、グォーって加速するターボの感覚が好対照でした。
値段は、廉価なパック販売中のHR-Vと比べると100万円近く高かったし、何より、若々しいイメージのHR−Vとくらべ、フォレスターのデザインは、地味で野暮。
少なくとも、当時の私にはそう見えました。
正直今でも、スバルのデザインは垢抜けないところがあると思います。
しかし、8年近く経って思うのは、「野暮にも良さがある」です。
視覚的造形的な美しさというのは、必ずしも実用性と一致するわけではありません。
物事を極端に考えるとこの事ははっきりします。
視覚的造形的な美しさのみを追求すると、人が「乗れない」クルマになる可能もあります。
かといって、実用のみに徹すると、不格好で「乗りたくない」クルマになってしまいます。
クルマのコンセプトに照らし合わせながら、この辺りのさじ加減をするのがデザイナーの仕事といえるでしょう。
格好良さにしろ、実用性にしろ、それなりの理由さえあれば、それは正義と言えるし、納得出来ると思います。
吟味された実用性を伴うものは、十分にカッコいいんです。
普段は、無口で目立たなくて冴えないのに、運動会でめっちゃ光ってた男の子的カッッコよさがスバル車になのではと思います。
不細工なスバルなんて言っておいて、我ながら、調子良いけどね。(^_^;)
【良さげなところ】
なんといっても、フルタイム四駆+水平対向四気筒エンジンからなる唯一無二の存在。
水平対向エンジンと言えば、「ボクサーエンジン」としてポルシェが有名だし、フルタイム四駆と言えば、クワトロシステムのアウディが有名だけど、その両方を主力機種に据えるのは、スバルのみ。
じゃ、なんで水平対向エンジンなのっていえば、スバルの前身が、戦前の中島飛行機っていう飛行機メーカーだったのは、つと有名な話。
なので、かつては車体の軽量化にも熱心だったりしますし、全般的に視界の良さに拘るのもそう言った歴史が関係しているかも知れません。
ちなみに、ホンダは当然ながらバイク出身。
バイクのエンジンは、クルマよりも高回転型で、精密な工作が要求とされるので、バイク出身の自動車メーカーはエンジンに拘りがあるようです。
ちなみに、トヨタは、豊田自動織機でから独立した部門が元。
なので、内装に拘りがある、というのは私の独断。(笑)
また、話がそれてしまいましたが、とにかく、熱狂的スバル信者である「スバリスト」を惹きつけるのは、このエンジンと駆動方式にあることは間違いありません。
もっとも、大事なのは、エンジン形式よりも乗ってどう?ってところ。
ほんのチョイ乗りですが、高目の車高ながらセダンのような「地面が近い」感覚は健在。
HR-Vもなかなか「背高グルマ」らしくない、「地に足着いた」ハンドリングを実現していますが、フォレスターのように、柔らかめな足回りながらも高さを感じさせないのは独特。
ステアリングは、径の小さめのスポーティーなMOMOが奢られてはいるけれど、ハンドリング自体は穏やか。
道路の継ぎ目で、あきらかに不快な突き上げがあったHR-Vなどとくらべると、もう高級車。(^_^;)
それに、ただ柔らかいわけじゃなくて、とっても剛性感がありつつ、当たりの角が取れている感じとでもいうか、乗り味の質の違いを感じてしまいます。
HR-Vは、乗り心地を犠牲にしても、ハンドル操作にシュアーに反応する味付けで、同じ分ハンドルを切ると、HR-Vのほうが素早く反応します。
フォレスターは、反応速度は遅いながらも、タイヤから伝わる接地感があって、ダルな感じはありません。
こういう味付けは、雪道はオフロードでは有難いでしょう。
ドライビングポジションは、乗用車とSUVの中間からやや乗用車よりの感じ。
地上60センチにあるシートは、極めて自然な体制で乗り込むことが出来ます。
こまかな調整は、パワーシートで出来るし、乗車姿勢は極めて自然で文句なし。
ハンドル、各種ペダルや操作ボタンなども、至極自然な位置にあり、これまた不満無し。
巷では「プラスティッキー」と不満も多い無いそうだけど、そういうクルマしか乗っていない私には、全然オッケー。
逆に、SUVにあまりゴージャスな内装が奢られていたりすると、キャンプに革のジャケット着ていったみたいな感じで落ち着きません。(汗)
まぁ、デザインは、やっぱり野暮。
流行のアウトドアグッズに見られるようなクールなセンスは無理としても、
もすこし、洒落たシンプル加減はできるはず。
野暮じゃなくて野生的イメージをセンス良く出せれば、「友達に見せたく」なるんですけどね。(^_^;)
以前試乗したモデルでは、シートにコシがなくてがっかりでしたが、このモデルでは固めのシートになっていて、シート交換の必要性も感じません。
基本はしっかりしています。
もう一つのフォレスターの利点が、視界良さ。
フロントピラーは、立ち気味で太くないし、最近のモデルではあり得ない後方視界の良さから非常に視界にすぐれます。バックミラーも大きいので、本当に死角の少ないクルマである事を実感します。
ボディーは、3ナンバーですが、5ナンバーよりも30ミリの拡大にとどまっているし、
フロントフードが見える見切りの良さもあって、取り回しに苦労する事は少ないでしょう。
ネットの批評では、煩いやら振動が多いというユーザーの声がありましたが、それも杞憂に終わりました。
エンジンをかけた一瞬は、縦置き水平対向エンジン特有の「ブルつき」をわずかに感じますけど、そ
れ以外は、静かだし、振動も感じません。正直、ちょっと拍子抜けするほど。
なんだか、つっこみどころが無いなぁ・・・。(^_^;)
【イマイチな所】
「狭い後席」って言われてます。
確かに、今どきの軽でももう少し奥行きあるかなってくらい。
ま、二世代前の印象でしょうか。
もっとも、それは、使い手の環境次第。
小柄なユーザーや、滅多に後席を使わないのであれば、「そんなの関係ねー」です。
だって、普段使わない空間が大きくて、常時ボディーが大きくなっちゃイヤだしね。
「燃費も悪い」って言われています。
まだ、計算出来るほど乗っていないのでわかりません。
燃料タンクが50Lと控えめなので、燃費は良くなって欲しいところ。
さて・・・。
あとは、まだ乗って間がないので、よくわかりません。
しばらくすれば、いろんなイマイチが出てくる可能性はあります。
【総じて】
適度なサイズと車高、優れた視界と取り回し、ナチュラルなハンドリング、操作フィールにプラスして、道を選ばないたくましいポテンシャル、がこのクルマのすべてかと思います。
「技術者のプライドを感じ取れる日常生活車」の称号がふさわしい一台でしょう。
しかし、昨年、トヨタの資本参加による提携。
スバルの良さを失う事なく、トヨタの良い面を吸収できるか。
写真では見ように角張った顔に見えて、イマイチ感ありありでしたが、実物はけっこう丸みあります。
レンズのデザインにやや癖はあるけれど、シンプルかつ個性も感じるデザインかと思います。
残念なのは、「スバルの顏」を確立出来ていないところ。
そのジレンマは、現行モデルも同じ。
全長は4485ミリ。
日常使いのクルマとしてもう少し短めが好みだし、その方が使い勝手は良いでしょう。
まぁ、縦置きエンジンの不利もありますけどね。
正面からのビューは、「ブル」か「鉄仮面」。
それに、ちょっと「困り顔」に見えてしまいます。(-A-)
台形デザインが目立って、好き嫌いが分かれる部分でしょう。
このリアビューも評価が割れているそうですが、私は好きです。
視界の良さと力強さを感じる台形と三角からなるデザインは、実利と個性が両立していると思います。
なので、本来のイメージをやや弱めて来た後期モデルは、やや残念に思います。
内装はオーソドックスでシンプルの一言。
へたに質感を上げようとしたアルミ風塗装は逆効果で、このクルマにふさわしいとは思いません。
大きめのダイヤルやボタン類の操作感は、ストロークと節度が適切で、グローブをした手でも使いやすいです。
こういった部分には、「質」の良さを感じます。
モモのステアリングの径は小さめで、クルマ全体を扱いやすく感じさせてくれます。
メータ関係は小振り。
これって、インプレッサと共用かな?
SUVらしさはないけれど、コケオドシがなくて見やすいのは○。
外気温度が表示されるのは、うれしいです。
狭いと言われる後席。
実際狭い。(笑)
インプレッサがベースの泣き所でしょうね。
でもさ、常時3人以上乗る人や、チャイルドシートオンの人でないかぎり、煩く言うのは野暮ってもの。
「ああ、雪道走りてー」って思ったら、翌日曜日は、どかーんと雪。(笑)
「よっしゃー、四駆の威力見せたるでー!」って出動したものの、道路は遅いクルマに合わせてノロノロ。
「こうなったら、一般クルマが通れない抜け道の坂道行ったるでー!」
って行ったらそこは通行止め。
手短に言うと、雪に浮かれたアホ?(^_^;)
それでも、四駆の安定性を垣間見ました。
前回の雪山のリベンジしたいなー。
なんて、浮かれ気分の四駆ビギナー一日目でした。(^_^;
#あ〜、それにしても、いいクルマだなぁ。
オヤジにくれてやりたくないよぉ、マジで。
投稿者 aw@bitlog : 2008年02月03日 11:34
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コメント
なんじゃ、この文字文字くんは! (^^ゞ
フォレスター、良いクルマです。
文字どおり「道具」に徹しています。
フォレスターにしろ、ロードスターにしろ、ひとつの目的を具現化したクルマというのは、どのジャンルでも潔くて好き。
ただし!
四駆であろうが、ミッドシップであろうが、最後にものをいうのはタイヤでっせ!
きょうの雪なら、スタッドレスを奢ってやらないと。
気をつけて。
投稿者 Nylaicanai : 2008年02月03日 13:18
ずばりです。
調子こいてたら、コーナーでお尻振りそうになりました。(笑)
父親に手渡す前に壊さないようにせねば・・・。(^_^;)
投稿者 aw : 2008年02月03日 18:07
ご納車、おめでとうさまです
四駆に雪、ほんとジャストタイミングですね
私も20年前からファーストカー?は乗用4駆ですが、初めてのころはけっこう過信もありましたねえ(反省の思い出)
昨日はお買物に出かけるぐらいで、路面はウェットでしたので特に気になることもありませんでしたが、
今朝の通勤時は事故やスリップ等目撃しました。
スタッドレスは装着していますが、日陰や路地の凍結はけっこう緊張するもの、
ただ一番怖いのはノーマルタイヤで走行する他の車であることは事実です
投稿者 しんさん : 2008年02月04日 08:46
ホント、過信は禁物なんですけど、
安心感って大きいですね。
もし、HR-Vの次を考えるなら、AWDだなと思いました。
ま、父親が乗れなくなったら、フォレを頂きますが。(笑)
たしかに、怖いのは他のクルマですね。
「車間取れよぉ〜」って心の中で思う事が何度か。(^_^;)
投稿者 aw : 2008年02月04日 09:23
私も今更ですが、フォレスターLLを購入しようか迷っているとこです。やっぱり燃費が気になるので・・あと他SUVに比べて視点が低いのではないか?と。もしよろしければアドバイスください
投稿者 いとう : 2011年07月25日 00:05
フォレスターLLってことは、私と同じ、前モデルってことでしょうか?
2LのAWDモデルとしては、悪いとは言えないかも知れないですが、新型は良くなった事を思うと、やはり改善の余地があったのだと思います。
燃費が悪い印象を与えるのが、ガソリンタンク容量の少なさですね。
遠出では心許ないです。
視点は低いですね。もっとも、このモデルの良さは、コンパクトな車体と高すぎない視点じゃないですかね。
なので、もう少し視点が高くて、燃費の良さを狙うなら、新型が妥当かと思います。
投稿者 aw : 2011年07月25日 02:24