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2008年02月21日
で、どうよ、Everio ?
ちょいと遅いですが、Evierio GZ-MG330のプチレポートです。
発売日は、今年の1月10日なので、これを買ったのは、約2ヶ月か過ぎた頃。
価格.comで、安い通販を探して買いましたが、購入後1週間過ぎて、最安値はあまり変わらないので、ほぼ底値安定なんでしょう。
この製品のコンセプトは、明快。
「機能や性能より、手軽さと安さ」
それに、女性をターゲットにした「お洒落さとコンパクトさ」でしょう。
解像度も720×480PixelのDVDクオリティー。
価格.comの掲示板では、「今更、この画質のものを出すのはどうか」なんて声もありましたけど、
まぁ、たしか、微妙な時期かもしれません。
実際、きれいな画面を見てしまうと、荒い画面を見るのはつらいもの。
私もかなり迷いましたが、用途が車載カメラであることと、
内容が、取り留めのないドライブ映像がほとんどで、「観賞」するほどのものではないという考えで、
決定となりました。
Macに関して言えば、いわゆるハイビジョン規格へのアプローチが始まったばかり(コンシュマー製品で)で、日本のメーカー手動で進む規格に付いていっていないところもあります。
まぁ、Blu-ray規格もようやく落ち着いて、本格的商戦は今年の末からくらいと聞きますから、焦ることもないでしょう。
真横から見るとこんな感じ。
色は、その名も「ルージュレッド」。
デザインもまさに、コスメティックイメージです。
口紅の容器のような紅色のメタリックとクロームのメッキのコーディネーションは、
シルバーやグレー系の電子機器が多い中、
機械臭さが抑えられていると思います。
先端には、レンズ用のカバーを開閉するスライドボタンがあります。
液晶を開けると、自動的に電源が入りますが、カバーと閉じたままだと警告がでます。
右側は、コンパクトな筐体に似合った細目のベルトがつきます。
形状は、有機的ではないけれど、上部に指が引っ掛かる形状になっているので、違和感ありません。
後方上部には、アナログの映像出力用のジャックがあります。
正面左下には、USB2.0のコネクター、レンズ左側には、リモコンの受光部があります。
レンズ下には、ステレオマイク。
ちゃんと広角レンズ付けられるようなので、そのうち挑戦したいと思います。
なかなか見る機会が少ない「底部」です。
三つの穴のうち真ん中は、雲台用、前後の穴は、ドックに合体する時の位置決め用です。
で、ドック用のコネクター、マイクロSDカードスロット、バッテリー解除ボタンと並びます。
車載を考える時、この雲台用の穴は重要で、稀についていない機種があったり、
穴の位置がセンターからズレていてもうまくないです。
上部後方には、ごらんのズームスイッチと静止画撮影用シャッターがあります。
ズームボタンは、再生中は音量スイッチになります。
ほとんどを電池パックが占めてます。
最近はこんな感じで、電池パックが露出しているものが多いです。
出来るだけコンパクトにするために、電池パックそのものを筐体の一部としているのでしょう。
合理的な考えですが、デザイン的には、やや武骨。
特に、このカメラは繊細なデザインを目指しているので、違和感は大きいです。
まぁ、難しい部分ですけどね。
調子が悪いGR-DVP3と較べると、体積的にはさほど変わらない印象。
GZ-MG330 : 54x68x113 mm(体積:414,936)
GR-DVP3 : 43x115x80 mm(体積:395,600)
GR-DVP3は、容量が大きい電池パック付けているけど、やや薄い分、スマートに感じます。
性能的には、「ほぼ倍」ってとこですね。
ドックの「背面」?
ドックに載せるだけで、これらの端子に接続出来るのは、大変便利。
OptioXもドック。
ドック大好きです。
昔、MacのDuo280cなんかも、ドックコンセプトでした。
今から思えば、大げさに合体してたけど、携帯する事が多いものは、この「刺すだけ」「置くだけ」ってのは基本ですね。
使い勝手が全く違います。
合体状態。
位置合わせもさほど気を使う事なく、合体出来ます。
取り外しの時の指当たりも良く考えられています。
リモコン。
他の機種と共通なんでしょう。
非常に野暮ったいデザインです。
こういうのは、後回しにされるんですよね。
モニターを開いたところ。
ボディーの厚みがないぶん、モニターが大きく感じます。
モニターを開くと自動的に電源が入るます。
レンズカバーが開いていないと、ごらんのような警告が出ます。
モニターを閉じても、一定時間電源は落ちません。
いわゆる待機モードになって、次にモニターを開いた時には、瞬時に撮影モードに入ります。
2.7インチ液晶は、十分な輝度をもちます。
特徴は、「laser Touch Operation」と呼ばれるタッチセンサー方式のスイッチ。
恐らくは、静電式のセンサーかと思います。
下の、5個のボタンと左のスライダー風のスイッチは、触れるだけで動作します。
スライド中は、反応しているエリアが青く光って「レーザー気分」を味わえます。(笑)
でも、実際は、バーのエリアに5つほどのボタンが並べられていて、そのボタンに反応して、スライドバー風に見立てているようです。
なので、ちょっと動きがぎこちない。
個人的には、出来るだけ指を放さずにできるオペレーションは、正しい方向かと思います。
ソニーのようなタッチパネルも直感的でいいですが、画面上にボタンを置く為に、有効な表示エリアが小さくなるという問題もあります。
ビデオのモニターは、普通の機器と違って、利き手じゃないほうの手で操作するケースが多いです。
なので、「不器用な手で操作出来るインターフェース」っていう特殊な条件を考える必要があるのかも知れません。
撮った画像の取り込みや編集は、付属のソフトで行えます。
ただし、それらはWindowsオンリー。
Macはには悲しい現実です。
一応、macbook ProにのっかったWindowsもあるけれど、
ノートは、動画を弄れるHD容量がないので、却下。
Macでは、iMovieやFinal Cutで取り込みと編集が出来ます。
ただし、iMovie '08では、取り込み段階で、Mac専用のコーディックをもったファイル形式に変換されてしまいます。
で、そのままでは、Windowsなどの他の環境では見られないみたい。
以前のiMovieは、一般的なインターフェースでしたが、08では、かなり変わっています。
大ざっぱに言えば、よりお手軽い使いやすいことを目指しているといえるでしょう。
編集した映像を、またDVとして記録するというよりも、
いかに簡単に、みんなで共有出来るかに主眼を置いているようです。
このコンセプトは、このエブリオと合致するところなので、iMovieとエブリオEZ-MG330の相性は良いように思います。
【iMOvieのイベントとプロジェクトの入れ替えシーン】
残念ながら、iMovie '08は、非常にパフォーマンスを要求するようです。
しかも、Intel macに最適化している雰囲気で、うちの1.8デュアルのG5のPowerMacでは、プレビューの再生でコマ落ちしますが、Macbook Proでは、問題なしです。
iMovie '08は、色々と問題もあるようですが、より使いやすい方向を目指したと言う点で正しいと思います。
何かと手間がかかるビデオ編集の垣根を低くしたという点で、今後の発展に期待します。
その他、生のMODファイルを読むには、MplayerやVLCPlayerなど、UNIX系のビュアーでの対応になります。
投稿者 aw@bitlog : 2008年02月21日 10:40
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