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2007年12月20日
古のPDA
シャープの初期型ザウルス、PI-3000です。
touchとの比較をするのに、引き出しの奥から引っ張り出しました。
スケジュールの記載を見ると、93年。今から14年前になります。
このザウルスを皮切りに、Appleの「Newton」やPalmtop、SonyのClieなど、PDA花盛りの時代になりました。
とにかく、初めて手にしたザウルスは衝撃的でした。
それまでは、カシオなどが出していた、「電子手帳」と呼ばれた、小さなキーボードがついたものが一般的だったんですが、
ザウルスは、ハードのキーボードがつかない、タッチパネルインターフェースでした。
しかも、売りは、手書き入力。
この手書き入力は、Newtonにもありましたが、Appleとシャープは、手書き入力の研究開発で協力していたようです。
時々きちんと認識してくれない時もあったけど、とにかく、変換なしに漢字をそのまま書けるのがおもしろくて、良く使ってました。
OSは、後のザウルスと違って独自OS。
非常に軽いOSで、動作も軽快で、省電力でした。
単四2本で、3ヶ月くらいはもちますから、相当なものです。
インターフェースもなかなか良く出来ていて、当時、少しずつ画面の仕事が始めつつあった私も参考にしました。
主な機能は、「スケジューラー」「アクションリスト」「名刺管理」「電話帳」「メモ・レポート」。
重宝したのが、各機能を横断して使える検索機能でした。
たとえば、名刺管理画面で特定の人をえらんで、その人にかかわったスケジュールをすべてチェックするなんてことが出来ました。
赤外線通信も出来て、対応機器にメールを送ったり、ザウルス同士で名刺交換なんかもできました。
国産のPDAとして、一時代を築いたプロダクトです。
投稿者 aw@bitlog : 2007年12月20日 11:05
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コメント
わ~~、まだ保管していらっしゃったの。
そのうち博物館できたりして。(^^ゞ
私のzaurusはソフマップで売って次を買ってましたから残っていません。小さな入力キーが付いたモデルはアドレス帳で現存しています。あの時代にメールもできたし、PCとシンクロできて、それなりに便利でしたね。
投稿者 ネエサン : 2007年12月20日 14:11
懐かしいでしょ。
ネエサンも持ってましたもんね。
こういうのって、新型が出ると使わなくなるんですけど、
記憶が残っているので、手放せませんでした。
機能的には、今でも十分つかえますね。
投稿者 aw : 2007年12月20日 19:44
まだ10年ちょっとしか経っていないなんて……。
これが発売されたのって、ものすごく大昔のような感じ。
IT界の時間の流れはまったく違いますね。
投稿者 Nylaicanai : 2007年12月21日 10:24
すごく昔のようだけど、意外に進歩がなかったりもします。
悪貨が良貨を駆逐する、なんて状況も繰り返しています。
すんなり進歩しないものですね。
投稿者 aw : 2007年12月21日 15:32