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2007年07月06日

Blendその後

やってます。
つか、やらなくちゃいけないんで。
ま、厭々じゃないですが。
まだまだ良くわからない事だらけですが、
好みで言えば、「嫌いじゃない」ですね、このソフト。
「Flashキラー」なんて言われてますけど、
似ているのは、外見のみで、実は全然違うと、触ってみるとわかります。
アニメーションソフトから発したFlashは、もはや開発環境と言えるまでなりましたし、
最新バージョンでは、特にその趣を強くしていますが、
「作品」と言えるようなものを作れる、あるいは作る気にさせる融通無碍さが何よりの特徴。
対して、Blendは、完全な開発環境、もしくはその一部、というのが私の印象です。
簡単に言えば、「いかに効率的にリッチコンテンツをつくれるか」というのが、Blendのテーマ。
タイムラインなどもまったく扱いが異なります。
おおざっぱに言えば、アニメーター出身のFlashは、タイムラインに部品を並べることから始まる「タイムライン主導型」の性格があります。
Blendのばあい、スコアーは、動きをつけるだけの一手段といった感じ。
各オブジェクトに動きが必要な時、それぞれにタイムラインをつけるやり方です。
Flashは基本的には、一つのタイムラインを中心に、インスタンスのタイムラインが枝葉のように加わわって、タイムラインが階層構造になっていることがはっきりとわかります。
Blendは、ある意味、Flash以上に、タイムラインの生成が容易ですが、Flashのように自由にタイムラインを行き来することは考慮されていないようです。
Blendは、オブジェクトの階層構造が作りやすく、Flashのように、いちいちシンボルを作る必要がありません。あえて言えば、「構造主導型」。
まぁ、すべてにこの階層構造がついて回るので、少々ウザイとも言えますが、「論理思考」ではあります。
まぁ、こんな感じで、実はまったく別物であるわけなんですけど、
一番の違いは、Flashが、それのみで複雑な表現を可能にするものである事に対して、
Blendは、難しいものは、「専門家」にお任せというスタイルです。
複雑なプログラムは、C#やVisual Basicなどの外部環境でさせるということのようです。
「デザイナーとプログラマーの分業体制」を謳っていますが、
表現の部分では、上手くいきません。
なぜって、結局プログラマーにお願いしないと、デザイナーは、最終的なイメージを確認できないから。
部品の製作では上手くいくでしょうけど、アウトプットを確認できないのはうまくないです。
まだ、国内版は発売前です。
基本骨格は良さそうなので、これからどのように発展していくか楽しみですね。

で、まずは解説書を渇望中!

投稿者 aw@bitlog : 2007年07月06日 18:11

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