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出かけた時には、ぽつりぽつりと雨が落ちてきましたが、
日頃車オンリーの私には、電車が苦手。
雨の日の、しかも、電車に乗るのは億劫です。
しかも、上野に着いた頃は、道が川になるなるような土砂降り。
ああ、判断を誤ったか・・・。

この二人の名前を知らずとも、絵を見れば、どこかで目にしている方も多いでしょう。
パンフのキャッチフレーズには、「現代アートのツートップ」とあります。
二人の作品に共通してみえるのは、昔と今の“ごった煮感”と“irony（皮肉）”でしょうか。
素材になっているのは、「美少女」だったり、「東京」そのものだったり、
まさに、「今」なんですけど、
共に、掛け軸や絵巻物にみられるような、平面的でパノラミックな画風で描かれています。
会田さんの絵は、とてもコンセプチャルで刺激的。使っていない神経をぐりぐりされる感覚があります。
山口さんは、アニメの「アキラ」の細かな背景を思い出します。
描かれる建物や動物には、バイクなどのメカが埋め込まれて、たぶん「メカ好き」。（笑）

上野にきたのは、この展示会以外に目的があります。
それは、アメ横の立ち飲み。
そのために、苦手な電車も我慢したってものです。(^_^;
さらに、この展示会の絵を見ていると、「もつ煮」とイメージがオーバーラップします。
「現代と昔、無垢と雑のごった煮」そんなイメージがピッタリなアートです。
「ああ、早くもつ煮食いてー！」

そんなわけできたのが、アメ横は「大統領」。
ここでは、だれも社長じゃなくて大統領？
メジャーな立ち飲み屋なので、私のようなよそ者もいますが、
昭和な雰囲気の客が多いのは、土地柄か。
お店のスタッフと常連さんのノリツッコミがあるのも雰囲気です。
東京というのは、まさにごった煮のような町です。
次々出来る新スポットもあれば、昔ながらの町も相変わらずです。
汁の浸みたもつ煮を食べながら、先ほど見たアートを思い出しました。

帰りは、アメ横商店街を愉しみながら御徒町の駅に向かいました。
駅の切符売り場で、欧州系南米と思われるファミリーが、賑やかにしてました。
ガイド、もしくは通りがかりと思われる日本人とお父さんが、行き先を議論しているみたい。
あまりに賑やかなので、しばし見とれていたら、娘と思しき女の子（注：かわいい）と目が合いました。
彼女がちょっと困ったような顔でニッコリ。
「ホント困っちゃうわー（笑）」みたいな感じ。
私も思わずニッコリ。
「大変だネー（笑）」

電車、悪くないじゃん・・・。(^_^;