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2007年06月09日
カッパ1号もアゲアゲ!
今度は、カッパ1号、HR-Vをアゲアゲしました。
ロドと違って、リフトアップしなくとも下に潜れてしまう「自前リフトアップ車」ゆえ、
初めて見る下回りではないですが、リフトに載せてちゃんと見るのは初です。
今年の末で、3度目の車検、すでに76,000kmを走っているので、相応のヤレ方かと思いきや、
これが、拍子抜けするほど汚れてない!
ロドと較べると、もう、全然シンプルな構造です。
FRとFFの違いは当然ですが、ダブルウィッシュボーン+マルチリンクの複雑なサスペンション形式を持つロドに較べ、HR-Vのそれは、マクファーソンストラット+ド・デオンのシンプルなサスペンションであることも大きいです。
そして、ロドの複雑な補強板の類が、HR-Vには一切無いのも効いています。
ロドのようにアルミ素材が見られるのは、エンジンのみ。
黒塗装の丈夫そうなサスペンションアーム類は、泥汚れこそ付いていますが、錆は見られません。
防錆塗装もしっかりしてあるし、掃除のしようも無い感じ。
うーん、つまんない。(^_^;
SUVタイプとは言え、本格的にラフを走れるものでもないし、
普通の道を走っている限り、腹を擦ることないし、内輪差で脇をやることもありません。
しょうがないので、マフラーを磨いただけ。
リフトの意味無しかも・・・。(^_^;
フロント左側を、前方に向かって見たところ。
ドライブシャフトが通っていますが、ストラットゆえ、シンプルです。
その手前から見たところ。
丸みのあるプレス型が、有機的な感じです。
モノコックって意外に丸々してるんですね。
上から、ステアリング・ロッド、スタビライザー、ドライブシャフトが見えます。
FFなので、4WD用のスペースが丸々空いています。
「モッタイナーイ!」って言われそう。(^_^;
この辺りの塗装は薄いですが、最近のボディーは錆びません。
後ろから前方に向かって。
リアサスペンションは、「ド・ディオン式」。
左右のタイヤが構造体(ドディオンチューブ)で繋がったリジッド式ですが、デフが車体側に固定される珍しい形式。
国産で最初に採用したのは、ダイハツミゼット。
初期のスカイライン、デボネア、AE86に採用されました。
最近でも、コンパクトカーの4WDなどに使われており、三菱アイにも採用されています。
因みに、FFであるカッパ1号は、タダのトーションビーム型の変形になるのでしょうか。
上に斜めに見えるのが、ラテラルロッド。
その下に太いのが、ド・ディオンチューブ。
太くて、たくましそう。
実際、剛性の高いサスペンション形式らしく、構造的にもアライメントの狂いようがありません。
それにしても、経年変化が少ない。
たいこの錆もロドより少ないくらい。
ブッシュ類の交換を行えば、相当に保つんじゃないかなぁ。
リア左側サスペンション。
ホント、シンプル。
こんな感じで、上げてます。
リフトをアゲ始めると、サスが伸びて、サスペンションのストロークが長いことに気が付きます。
投稿者 aw@bitlog : 2007年06月09日 20:17
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コメント
ニイサン、ピットに入り浸りですか? (^^ゞ
でも、ますます行きたくなってきた!
でもでも、土日はほとんどふさがっております(;_;)
投稿者 Nylaicanai : 2007年06月10日 13:30
平日行けるなら、予約取りやすいですよ。
受付の女の子もかわいいので、サクッと行ってみては?(笑)
投稿者 aw : 2007年06月10日 18:44
おお~HRVの臓物かあ・・・
awさんがサビのことを報告されてますが、そのへんがマイナー後の私のでは手抜きのようですよ!
昨年の年検時にロアアームだったか、ストラットの付け根だったか?
無塗装で新品のころのブレーキキャリパーのような安いメッキもどきがほどこされてまして(結局無塗装)
それがみごとに全体を薄っすらと赤サビで覆われてました。
その点を指摘すると、機能に影響はないのですがサビ止めシャーシブラックしておきましたとのことでした。
メカの方いわく、コストダウンらしきこと申してました
カタログ表示だけ見てた頃は、ド・ディオンなんて前世紀の遺物か?なんて思ってましたがなかなか見所があるんですね
われらが愛車!!
投稿者 しんさん : 2007年06月11日 19:32
マイチェン前後を較べるのもおもしろそうですね。
どこを改善して、どこを削ったか?なんてね。(^_^;
ドディオンサスの素性は良いみたいですね。
ストロークが取れて、その割にジオメトリーの変化が少なくて、繰安性に好都合なほか、デフが本体側にあるので、バネ下荷重も少なめで、乗り心地にも寄与します。
まぁ、左右のサスは連結されているので、設定の自由度は少ないですが、剛性が高いのは、メリットですね。
かのマグXもその点を誉めてました。
投稿者 aw : 2007年06月11日 19:57