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2007年05月27日
懐かしい臭いのする建築
久しぶりのギャラリー巡りです。
『藤森建築と路上観察 第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展帰国展』
これは、なかなか良い展示でした。
隈研吾氏が、「見たこともないのに懐かしい」と、藤森氏の作品を評したそうですが、
まさに、そのとおりのイメージ。
すでに忘れ去られた過去の建築手法を現在の技術で補助しながら、竹、木、土、などのプリミティブな素材で、見たこともない建物を造り出します。
紛れもなく、一つの「潮流」でしょう。
特に、産業革命以降の近代文明そのものが、おおきな転換期を迎えている今、
氏の提唱する建築は、多くの人が注目してるものと思います。
展示の途中、靴を脱いで見て回るコーナーがあります。
床は、昔の銭湯の脱衣場の「むしろ」のような感じ。
一角には、竹と藁縄で編んだドームがあって、その中で、ビデオをみます。
小さな出入り口から、這って入らないと行けないんですが、
中は、昔懐かしい藁の臭いでいっぱいでした。
どこかの建築学科と思しき若い女の子達が、作品の解説をメモってましたが、
若き建築家や、建築を目指す人は必見です。
投稿者 aw@bitlog : 2007年05月27日 14:38
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コメント
靴を脱いでってのが新鮮でしたね!
路上観察っての、昔のトマソン懐かしかったなぁー
投稿者 taaaaaaaaaaaa : 2007年05月28日 22:25
「純粋階段」ありましたね。
この建築家と繋がっているというのがユニークです。
それにしても、「近代建築になって、得たものと同じ数だけ失ったものがある。」という言葉にはハッとしまいした。
投稿者 aw : 2007年05月29日 09:08
では、ハッとしに街に繰り出しましょう!そろそろ...
投稿者 taaaaaaa : 2007年05月29日 09:33
そーっすね。
やりますか、今週末あたり?
投稿者 aw : 2007年05月29日 10:25