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2007年01月06日
元日の悲劇
お正月と言えば、おせち料理が付きものですが、
どこに行っても、おせち料理を出されるのには、若干うんざりするのも事実。
そんなわけで、元日に餃子を作ることになりました。
ご存じの方も多いと思いますが、中国では、おめでたいときに餃子を作って祝います。
日本でのお餅の様な感じです。
旧暦の正月に、餃子を食べて祝うのも有名な話です。
2月の9日頃、中国の家庭では、みんなバクバクやってるはずです。
まぁ、言いたかったのは、お正月に餃子も「あり」でしょう、って事だけ。(^_^;
そんなわけで、おもむろに作り始めました。
本当は、皮から作りたいところですが、道具がなかったので、断念。
具は、ごく普通に、ミンチ肉、ニラ、白菜と塩、胡椒、醤油を合わせました。
後は、包むだけ。
実は、大学生の頃、3年ばかり、某餃子専門店でアルバイトをしていました。
かなりののブランクがあるとはいえ、体で覚えた事は忘れません。
なかなかいい感じで包めます。
それを見ていた弟たちの嫁さん二人に教えることになりました。
嫁1:「いやぁ〜、お兄さんうまいわぁ〜」
嫁2:「あ〜ほんまやぁ〜、やっぱりプロですねぇ〜」
私:「うん、意外にむずかしんよ。ほら、こうやってつまんで・・・・」
私:「最後は、こうして親指で挟んで『美味しくなぁ〜れ、美味しくなぁ〜れ』ってね、わっはっは!」
お世辞が入っているとは言え、なかなか悪い気はしません。
良い気分で餃子講義が続いて、順調に巻き上がりました。
そんな感じでいよいよ「焼き」です。
焼きは慣れたものです。
いつも自宅で使ってる鉄鍋は、餃子を焼くにも重宝します。
実家にはそれと同じ鉄鍋を買ってあります。
実家のコンロは、IHだけど、まぁ、大丈夫でしょう。
いつものように、油を引いて、餃子を並べ、水をかけて3分ほど待つだけ。
いつかのエントリーで書いたとおりで美しく焼き上がった美味しい餃子の出来上がりです。
・・・のはずなのに、3分を待たずして、やや焦げ臭い!
慌ててフタを取ると、明らかに『異常事態』。
こ、焦げてる!
しかも、こびりついてるやん!
(゜◇゜)ガーン
温度を気をつけてやった二度目も失敗。
最悪の事態や!
えーっ、IHてこんなに難しいの?
「ガッカリやなぁ」
「もう、みてられへん・・・」
二人の嫁の「IHは難しい」との慰めの言葉にも落胆の響きがあります。
さっきまでの「先生」という雰囲気はありません。
料理は一家言ある弟もやってみましたが、玉砕。
ベテラン主婦の腕を見せるべく母親も挑戦しましたが、
まるでチャーハンのようにフライパンで煽ります。
「ほれ見てみぃ、焦げてえへんでぇ。」
かぁちゃん、それじゃ“餃子炒めや”・・・。
結局その日は、無惨に焦げた餃子と炒めた餃子が、食卓に並ぶことに・・・。
前半の盛り上がりからは一転、あきらかに重々しい雰囲気です。
ああ、IHって、難しい・・・。
「まぁ、めげんとがんばりや。」
【参考サイト】
『餃子のルーツを探る 1』
おそらく、もっとも詳しい餃子のウンチクが書かれています。
投稿者 aw@bitlog : 2007年01月06日 18:44
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コメント
上手い!
うちも時々餃子をつくりますが、こんな風に襞がつくれないもん! 点心師として、食べていけるんじゃないですか。
ロードスターで走り回る、さすらいの点心師(^^ゞ
投稿者 Nylaicanai : 2007年01月07日 08:36
本当は、皮がポイントなんで作らないとダメなんで、
今年充分に研鑽を積んで、
来年正月に捲土重来を期したいと思います。
投稿者 aw : 2007年01月07日 17:17
おかえりなさいませ。
そして、本年もよろしくお願いします。
早速IHで凹みましたね????
へへへ、我が家はオール電化なのでIHには慣れ親しんでおります。一番難しいのは玉子焼きです!! というか、火加減が難しいでしょ。
お疲れ様でした。
投稿者 ネエサン : 2007年01月08日 18:39
あ、やっぱりむずかしいですか!
私、嘗めてました。
あんなに難しいとは・・・。
投稿者 aw : 2007年01月08日 20:10
ガスのようには行かないのですね。
加減の問題より鉄に暖まり方に違いがるんですかね。はじめて知りました。先日大型量販店でデモしてましたからまだやってたらやらしてもらおう。
投稿者 たまみ : 2007年01月10日 17:44
柳宗理の鉄鍋なんです。
IH専用ではないせいもあると思いますが、専用のフライパンでもダメでした。
空焼き状態だと、対流しない印象を受けます。
特に、「パリッ」とした餃子を焼くには、強い火力が必要なので、専用の鍋じゃないと難しいみたいです。
投稿者 aw : 2007年01月10日 18:29
IHって火力が強いから難しいのです。
で、最初に熱くする時が一番のポイントです。(経験上)
鉄鍋、ステンレスのフライパン いろいろ(一応、厚みがあるもの)使ってみましたが、どれも最初の加熱と油の馴染ませ方、そして素材を投入するときの鍋底の温度のようですよ。
中火強でじっくり温めて(強火でいきなり熱くするとダメです)油を馴染ませて、ペーパーでふき取ってから再び油を入れます。この状態で餃子を入れたら皮がくっつかないですよ。
ここで全部並べたら1レベル火力を落とします。パリパリにキレイに焼けます。
先日実家へ行ったらガスコンロの点火の方法がわからなかった。(^^ゞ 慣れとは こんなものですね。
投稿者 ネエサン : 2007年01月11日 00:11
>中火強でじっくり温めて
思いっきり強火でやってました。(^_^;
じっくりと全体を熱くしないといかん、ちゅーことですね。
今度帰った折りにリベンジしてみますね。
投稿者 aw : 2007年01月11日 00:55