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2006年12月21日
記憶の街
よく見る光景です。
大抵の場合、前にあった建物が何だったか、思い出されないことが殆どです。
新しい建物が出来た途端、頭の中の地図が更新されるが如く、
すっかり以前あった建物を忘れてしまいます。
覚えているのは、なんとか自分と関わりのあった建物くらい。
市街地図としての情報は、あっさり上書きされるようです。
すぐに新しい情報を記録しようとするのか、
あるいは、そもそも頭の中の街の記憶自体、けっこう曖昧なものなのか。
少なくとも、あまり興味が向かない建物までは記憶に残らないようです。
しばらく前、久しぶりに通った道が、ルートも変わりまったく新しくなって、一瞬どこを走っているのかわからなくなったことがあります。
普通、少しくらい道が新しくなってもわかりそうなものですが、辺り一帯が新しくなったためか、場所を確認する手がかりがありませんでした。
頭の中の「街」というのは、道を繋ぐいくつかのランドマークで構成されているようです。
ランドマークは、誰もが同じ訳ではなく、それぞれの興味があるものが対象になります。
昔行ったフィレンツェの街で、ツアー仲間だった女性が、気に入った商品があるショーウィンドウを目当てに、ホテルまでの道筋を覚えていたのは、軽いショックでした。(^_^;
まぁ、こんな塩梅なので、同じところに住んでいる人でも、頭の中の街の記憶は、随分と違うのかも知れません。
さて、あなたの記憶に残る街は、どんなでしょう。
あなたは何を目印に、街を歩いているでしょうか・・・。
投稿者 aw@bitlog : 2006年12月21日 21:51
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コメント
あ、中目黒!
毎朝この前を通りますが、
なかなか面白い壊し方をしているので、
時間がある時はちょっと眺めたりして。
自転車に乗るようになってから発見が多くなった気がします。
投稿者 コーキ : 2006年12月22日 02:20
そういえば、目印となるものは人によって異なりますね。道案内を頼むと、その人が何でルートを記憶しているかがわかって面白いです。
が、時に全然目立たないというか、こちらが意識しないもので案内されると、たどり着けませんけど(^^ゞ
投稿者 Nylaicanai : 2006年12月22日 07:50
>コーキさん
「クラッシャー工法」というそうです。
油圧式破断機を使うので、音が静かなんだそうです。
そういえば、最近、音のうるさい解体工事が少なくなった気がします。
車、自転車、徒歩、とスピードによって見るものが違ってきますね。
通る道も違ってくるし。
>Nylaicanaiさん
そう。
その人の経験によって、まったくランドマークが異なるんですよ。
人に道を教えたり、教えてもらうとき、意外に気を遣うべき点です。
投稿者 aw : 2006年12月22日 08:41