2006年07月23日
料理教室潜入レポ第15弾!
今回は、ベトナム料理です。
残念ながら、いつものカメラの充電が不十分ゆえ、奇麗な写真がありません。
そこは、文章力でカバーです。(ウソ)
この料理は、先生が取材を兼ねてベトナムに行って、現地の料理を習われたとのこと。
(バカンスで行かれたついでだったという「噂」もありますが、ま、このさいどっちでもいいっすね(^_^;)
そのせいか、普通のベトナム料理では見かけることがない“濃い”本場の料理になったようです。
今回の料理の基本は、白身魚料理。
魚は、「イサキ」。スズキでも良いそうです。
因みに現地では「ライギョ」を使うそうです。
甘辛く煮た魚に、香草、ミント、バジル、レタス、キュウリ、トマトなどといた野菜を合わせて、ご飯と共に頂きます。
アラは酸味のあるスープになります。
酸味の元は、以前にも登場した「タマリンド」。
これまた、フレッシュな野菜やハーブを合わせます。
全体としては、濃い味付けの魚に生の野菜を合わせて食べる感じ。
素朴で野性味溢れるというか、日本料理ではあまりないでしょう。
これは、「魚の土鍋煮込み」。
輪切りにしたイサキに、砂糖、塩、ニョクマムで下味を付けます。
ここからして、いきなりアジアン。
基本的には、この甘辛味。
これに背脂をカリカリするまで火を通してとったラードを加えます。
あきらかに濃厚味。
これが、野菜やご飯と合わさるといい感じになります。
天丼のタレに似てるかも。
アラで作った「魚の酸っぱいスープ」。
酸味のある「潮汁」みたいな感じでしょうか。
これに合わされる野菜は、
ター菜(芋がら)、オクラ、トマト、もやし、香草、しそ、とユニーク。
酸味の元はタマリンド。
味付けの基本は、塩と砂糖。
これに好みでニョクマムを加えます。
こちらの味もなかなか個性的。
これは、先生持ち帰りのライスペーパー。
日本のお店ではほとんど見ることは出来ないでしょう。
それをさっと油で揚げたものです。
写真がないですが、鶏肉のサラダと合わせていただきます。
最後は、デザートの「緑豆餡のタピオカ団子」。
緑豆を茹でて餡を作り、タピオカとタピオカスターチで作った皮でくるんだものを蒸します。
これに、ココナッツミルクベースのソースをかけて、多量の白いりごまをかけて出来上がり。
暖かいデザートです。
今回は、今までになく“本場”を感じさせる料理でした。
多分、日本のベトナム料理レストランではなかなかお目にかかれないかと思います。
こういうのって、その国の文化まで鮮明になりそうでなかなか良いですね。
今日のウンチクは、「ニョクマム」
ご存じ、ベトナムの魚醤。タイでは、「ナムプラー」です。
これに、ランクがあると言うこと。
1番絞りは、香りが良くて香り付けに使い、
2番絞りは、煮物向きとか。
オリーブオイルで言う、「エキストラバージン」と「ピュア」の違いのような感じ。
2種類の本場のものを味見しましたが、私がいつも使っているものとは、全然違います。
塩味は弱く、旨みと香りが段違いに濃厚。
今まで使っていたのは何?ってかんじ。
明日から、本場のニョクマム探しです。(^_^;
投稿者 aw@bitlog : 2006年07月23日 19:10
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コメント
先日タイ料理店へ行きました。ココナッツミルクはやはりギブアップでした。
ベトナム料理は大丈夫。米を使ったものが多いですよね。
麺もあっさりしておいしかったです。
今回のは映像でみても 甘酸っぱい が わかりますよ。
ニョクマム 昔、「美味しんぼう」で登場してましたね。
美味しいのは全くちがいますよ。ベトナム料理店の人と仲良くなるのが一番かも。
おいしいメニューを開発したら教えてくださいね。
投稿者 ネエサン : 2006年07月23日 22:55
本場のニョクマムにはびっくりでした。
魚料理は骨が少々食べづらかったですが、これを切り身に
すれば、結構受け入れるのではと思います。
一度、本場の料理を味わうと、アレンジする上でも参考になりますね。
夏には、何か一品作りたいです。
投稿者 aw@bitlog : 2006年07月24日 05:38
ニョクマムにもランキングがあったとは!
これは知りませんでした。
今まで食べたことのあるのは、みんなショッパいものばかり(^^ゞ 安物だったんだ!
投稿者 Nylaicanai : 2006年07月24日 10:45
>安物だったんだ!
どうやらそのようです。
わたしも、すっかり安物で満足していたようです。(^_^;
投稿者 aw@bitlog : 2006年07月24日 10:48