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2006年01月09日

ベリーサ

IMGP1510.jpg

マツダ ベリーサです。
代車でチョイ乗りしました。
私の記憶では、デミオベースの"上質な小型車を目指した”クルマだったはずです。
マツダ車の中では、珍しく「スポーティーを謳わない」モデルですが、
その通り、ハンドリングはおっとりしています。
エンジンは確か、1.5L。
上級車と同じ厚手のガラスや遮音こだわったボディーのせいか、車重もいささか重そうで、加速もマッタリしています。
このクルマのアピールポイントは、静粛性と丁寧なディテールの仕上げだそうですが、
実際、このクラスにしては静かだし、スタイリングは、地味だけど磨き上げた面の処理は見応えがあるし、内装も"具が詰まった"感じの上質感があります。
特に気に入ったのはシート。

IMGP1515.jpg

少々汚れが気になりそうな生地ではあるけど、表面は柔らかく、大きさもたっぷりあって、ホッとする「癒し系」のシートです。
惜しいのは、上質感の演出が中途半端なこと。
センターパネルは、よくある"ラジカセ風シルバー系"。
ドアの取っ手の樹脂の仕上げも工夫がありません。
ATの騒がしさは、一番の残念。
ボディーに対して非力故に、回さざるを得ません。
出来の良いCVTでもあれば、カバーできたかも。
駆動系はイマイチながら、駐車しているこのクルマを眺めるのはなかなかいい感じです。
乗っても、飛ばそうという気にならないし、不要に大きなクルマを持てあましている人と較べて、乗り手がずっと知的に見えるクルマというと言い過ぎ?。

投稿者 aw@bitlog : 2006年01月09日 22:13

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コメント

発売当初の資料を見て、コンセプトもスタイリングもシンプルで、知的なコンパクトカーとしてオジサン受けすると期待しました。
販売店資料にはBMWミニ、WVルポなんかの比較もあって、色んな意味で上回ってるんですが、ブランドイメージでしょうか、それほど振るわないですね。
コストの問題で、中途半端な部分もあるのでしょうか。でも、もっと注目してもいいクルマだと思うのですが。

投稿者 路渡カッパ : 2006年01月11日 11:32

どーもです、路渡カッパさん。

ハードの出来は悪くないと思いますが、このコンセプトで売るために必要なのは、やはり"ブランドイメージ"なんでしょうね。
合理化で、多チャンネル化をやめてしまいましたが、
マツダがさらにステップアップを図るためには、販売とサービス体制の一新が望まれます。
メーカーが、イニシアチブを取って進めるべきものでしょうけど、どうもそういったニュースが聞こえてこないようです。

投稿者 aw@bitlog : 2006年01月11日 15:15

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