果物の王様は?
どう見ても「パイナップル」です。
かつて、果物の王様といえば、これでした。
たぶん今でもそのはずです。
でも、スーパーに行くと、「王様」にしては相応しくない隅っこに陳列されています。
夏と言えば、パイナップルの季節なのに、メインステージに鎮座するのは「桃」。
メロンは、常に安住のポジションです。
それらは、「ブランド」という言葉で特別扱いされています。
対して、パイナップルは”パイナップル”という一般名称のみ。
どうやら”王”とは名ばかりのようで、かつて、高級果物名を欲しいままにしながら、
ついには、「たたき売り」の代名詞にまで落ちてしまった果物”バナナ”と同じ道を歩んでいます。
しかも、あのバナナですら、ここ最近、”有機”とか”高地バナナ”などの売り文句で、失地回復を目指しています。
もはや、このまま行けば、”パイナップルのたたき売り”の日も間近。
「果物の王様、ピーンチ!」です。
何が理由でこうなってしまったのか?
かつての引き出物に出てくるパイナップルの栄光はどうしたのか?
消費者は移り気ですが、目新しい果物を持てはやすマスコミにも問題があります。
スーパーの値札には、”糖度16度”という誇らしげな記述があります。
16度なんて最高の糖度です。
甘さが自慢のイチゴだって、14〜15度止まりです。
値段はなんと、298円!
300円しないんですよ、奥さん!
ボリュームだって半端じゃない。
同じ値段の桃の3倍はあります。
消化酵素だってたっぷりです。
ぽっと出のマンゴーなんかより、よほど食べでがあります。
なのに、なぜあんな扱いをされるんんでしょう?
頑張れ、パイナップル!
微力ながら応援してるぞ。