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2005年08月31日

尾道ラーメン@三茶

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三茶にも尾道ラーメンが進出してきました。
「麺一筋」といいます。
「進出」といっても、派手な印象はありません。
瀬戸内の尾道というイメージからか、ラーメンの性格か、割と穏やかな印象があります。
実際、ラーメンの特徴は、博多ラーメンなどと較べても地味ですし、
お店の雰囲気も控えめです。
尾道ラーメンの一番の特徴は、スープかと思います。
素人なもので、自信はないですが、あの独特の香りのスープは尾道ラーメンならではのものだと思っています。
程度の違いはあっても、どこのお店のラーメンも共通の香りがあります。
まったりと甘い、昆布のようなたまり醤油のような、しっかりとした発酵系の香りです。
大抵のお店は、そのスープに背脂がのるようですが、無いお店もあります。
この香りは、癖になります。
ラーメン自体、基本的には、醤油味で「濃い」系ではないですが、香りは濃厚です。
ここのお店は、特にその香りが強いようです。
麺もスープの強さに合わせてか、かなり腰が強めです。
競争の厳しい都心では、ある程度の個性の強さがないと忘れられてしまいますから、
この方向は正しいでしょう。
そんなわけで、なかなか的を射たお店かと思います。
難点は、見てくれの割に、若干値段が高いこと。
最も安いラーメンが700円です。
知る限り、これも尾道ラーメン店の共通点です。
なにか、仕入れが高いものがあるのか?
もしそうなら、それを納得させるものが必要です。
「あの香りの元にはこれだけ手間がかかっている」をアピールするとか、
香りのラーメン」みたいなキャッチフレーズを浸透させるとか、
すれば、競争の激しいラーメン業界のなかに、良いポジションも築けるのではないでしょうか。

投稿者 aw@bitlog : 2005年08月31日 21:17

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