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2005年08月04日
MightyMouse
「Mighty」尊大なとか、全能のとかいう意味があるそうですが、
果たしてどんな塩梅か、銀座はApple Storeに行って弄ってきました。
クリック動作自体は、いままでのMouseと同じく、ボディー全体が沈んでストロークします。右と左のクリックは、その位置に指があるかどうかで決まります。
私は、タッチパネルのような要領かと思っていましたが、違ったようです。
なので、クリック感自体は、今までのApple Mouseと変わりません。
で、問題のスクロールボールです。
写真で見てもわかるとおり、ボールは、小さいです。
材質は、滑りにくいシリコンラバーのようで、転がす動作自体に不都合はありません。
ドライバーの性能が良いせいか、普通のホイールMouseよりも動きが滑らかです。
斜め移動も新鮮な感覚です。
ただし、問題もあります。
短い距離のスクロールであれば、さほど問題にならないところが、
昨今のブログや情報サイトのような長〜いページのスクロールでは、一回の動作でのスクロール量が限られていて、何度もクリクリしなくてはなりません。
もちろん、設定によって、移動量は変えられるので、改善の余地はありますが、
構造的に移動距離が長いスクロールは苦手でしょう。
因みに、ボールはクリック動作が出来て、いくつかの動作を設定出来ます。
ホールド感などは、いままでのMouseと同じで、決して握りやすい形状でもなく、
自重も重い方です。
あと、ケーブルが、少々短めで、17インチのPowerBookでは余裕がなくて、延長ケーブルが欲しくなります。これっていかがなものでしょうか。
提案ですが、「ボール」でなくて、IBMのトラックパッドのようなものはどうだったんでしょうか。私は、仕事でかなりハードにマウスを使うため、クリックとホイール動作で人差し指の関節が腱鞘炎になっています。わずかな動作でも、1日に何百回何千回と繰り返すと、肉体的にかなりのストレスになります。アップルの新型マウスのスクロールボールは、接触する面積が小さく、通常のホイールの2分の1ほどの面積しかないので、単純に計算すると、2倍余計に指を動かす事になります。百回が2百回、千回が2千回です。
これでは、腱鞘炎の悪化が保証されたも同然です。(^_^;
本気で使いやすい道具を考えたというより、スクロールホイールの要望に応えるべく、
出した、一連の「スタイリッシュ路線」モデルと考えた方が良いかもです。
斜めスクロールが必要な場面ってあまり出くわさないし、
正直なところ、仕事でヘビーに使うには、今使っているMicrosoftのホイールMouseの方がずっと使いやすいなぁ、と言うのが実感です。
後日、やはり弄りに行った人の話によると、
クリックしたままボディーを持ち上げて移動する動作(マウスパッドの端まで来たらやすどうさですね)が出来なかったそうです。
サイドのボタンに割り当てた機能が反応してしまうそう。
本当だとすると、これは洒落にならないですね。マジに(^_^;
投稿者 aw@bitlog : 2005年08月04日 13:43
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コメント
本日、渋谷のApple Storeで、再び弄ってみました。
相変わらず使いにくい・・・。
で、マウスを持ち上げてのドラッグをやってみると・・・
手を離したとたんに、サイドのボタンに割り当てられていた機能が動作します。
む・む・む。これじゃ、事実上サイドボタンは使えんじゃないか!
で、店員のお兄ちゃんに確認すると、
「こういうものなので、馴れるしかないですね」
との応え。
あまり当たり前のように言われるので、
「こんな間抜けな仕様に合わせたくないなぁ」
と切り返すと、黙ってしまいました。
アップルの店舗やサポートの人と会話すると、
時々、「あれ?」と感じるときがあります。
普通に考えると「疑問符が付く」事でも、判で押したような「見当違い」、もしくは「ずれた」答えが返ってきます。
仮に、マニュアルにそう指示されていたとしても、それを臭わすような躊躇も後ろめたさも見えません。
まるで、マインドコントロールでもされたかのようで、少々不気味です。
ウソでも良いから、何か一言いいわけでも言ってくんないかなー。
ともかく、こんなギミックはいいから、
軽くて、握りやすくて、クリック感がいいマウス作ってくれないかなー。
投稿者 aw : 2005年09月01日 18:06
マウス選びは重大ごとです。
今や、新しい靴を選ぶよりも大変かも? (^^ゞ
投稿者 Nylaicanai : 2006年03月05日 21:54
キーボードとマウスは、本当の意味で、プロ用といえるモノが少ないですね。
アップルの製品で言えば、明らかに昔の製品ほどまともであった気がします。
うちには、まっさらのアップル製マウスが2個ほど転がっています。(^_^;)
投稿者 aw@bitlog : 2006年03月06日 00:17